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滋賀における移民の歴史と現在・未来――滋賀、アジア&ラテンアメリカに出会う

 環琵琶湖文化論実習2班は、上記のテーマで、1回生20名が学んでいます。8月6-8日にかけての実習旅行では、モスクのマスジド・アン・ヌール能登川(東近江市)やブラジル人学校の日本ラチーノ学院(甲賀市)を訪れ、インドネシア出身のムスリムの方や、ブラジル人高校生と交流をしました。また、甲賀市多文化共生推進室を訪問し、人口比率の増加が著しい外国人市民の支援方針についてお話を伺いました。

 そのほか、下之郷遺跡(守山市)や木瓜原遺跡(立命館大学びわこ・くさつキャンパス内)、大津市歴史博物館とオンドル跡(大津市)を見学し、滋賀には渡来人の痕跡が数多く残っていることを学びました。そして最後は、県内でも急増しているベトナム人の中で、世話役をかっていらっしゃる方に県大で講義をしていただきました。学生たちは、外国人市民と直に交流する楽しさを味わうと同時に、国の移民受け入れ制度やさらなる移民支援の必要性を学んだようです。

 貴重な機会を下さり、実習の実施にご協力くださいました皆様に、深くお礼申し上げます。(横田祥子、金宇大)

 

【写真1】マスジド・アン・ヌール能登川の皆さんと

【写真2】日本ラチーノ学院での交流の様子

【写真3】木瓜原遺跡の見学


長浜市「ともまち新聞」発行に参画しました

 京樂ゼミ(ジェンダー史)の学生が、長浜市「ともまち新聞~女性参画でともにまちづくり~」第1号の発行に参画しました。これは、ゼミ教員が、長浜市男女共同参画を進めるパートナーシップ委員会長であることからつながったご縁です。

 このユニークな新聞は、地域社会への多様な人の関わりを進める取り組みの一つで、長浜市市民協働部市民活躍課が発行します。紙面では、地域における女性参画の現状や先進的な取組を紹介しています。その中で、「地域のキラキラさん見~つけた!」というインタビューのコーナーと、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気付いてもらうための4コマ漫画を学生たちが担当しました。ジェンダー平等社会を実現するため、学生たちもいろいろと工夫をしています。

 この新聞は、長浜市内の自治会で回覧される他、市内の図書館などで配付されています。第1号は、市のHPからもダウンロードできます。是非、一度、ご覧下さい。

https://www.city.nagahama.lg.jp/0000015879.html

 学生たちは、7月24日の長浜市定例記者会見にも同席させていただきました。緊張したそうですが、自分たちの思いを語ることが出来たようです。記者会見の様子は、『滋賀夕刊』(7月25日付)にも掲載されました。

 今、第2号発行に向けての準備が進んでいます。年4回の発行をどうぞお楽しみに! (京樂)                                                                                         

                                                                                                                                                             

【写真1】記者会見前。緊張している(?)2人(左側の2人)。

【写真2】記者会見後の集合写真(女性参画推進アドバイザーのお二人とご一緒に。一番右は長浜市長)


7月19日(土)・20日(日)にオープンキャンパス2025を開催しました

 地域文化学科では、2日間を通じて、学科紹介・入試説明会、学生発表、所属教員による模擬授業や各種展示(デジタルマッピングのデモンストレーション含)を行いました。加えて体験コーナーでは、勾玉製作、CGによる古民家復原、近江の民俗に関する展示、くずし字を用いたしおり製作など、地域文化学科ならではの学びを知る企画を提供しました。

 このほか、2025年3月に本学との連携協定を結んだ滋賀県文化財保護協会のご協力のもと、勾玉の実物展示も行いました。

 2日間とも炎天下の気候となりましたが、たくさんの方々にご来場いただくことができました。ご足労、ご協力いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。

 教員一同、みなさまのご入学を心よりお持ちしております。(萩原)

【写真1】メイン会場の様子

【写真2】学生発表の様子その1

【写真3】学生発表の様子その2

【写真4】模擬授業の様子

【写真5】体験コーナーの様子

【写真6】県文化財保護協会による勾玉実物展示