長浜曳山祭の調査と学生ボランティア参加

武田ゼミでは社会学の観点から、ユネスコ無形文化遺産に登録された長浜曳山祭の調査を毎年行っています。今年は高砂山(宮町組)にご協力いただきました。子ども歌舞伎の役者たちの成長とそれを支える若衆たちの活躍、そして歌舞伎の舞台となる曳山(山車)の美しさに、学生たちは強い印象を受けていました。また武田ゼミに限らず地域文化学科の学生たちで神輿渡御・還御と夕渡り行事のボランティア、高砂山の裸参り行事の参加や山車の曳行のお手伝いもさせていただきました。関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。(武田俊輔)


西の湖のヨシを用いた大たいまつ

近江八幡市の依頼を受け、西の湖の岸辺に生えるヨシの歴史について調べています。

4月7日には、ヨシ利用の調査のために、沙沙貴神社(近江八幡市安土町常楽寺)の祭礼調査をおこないました。このまつりでは、西の湖のヨシで、直径約2メートル、長さ約6メートルの大たいまつをつくり、町中を曳き、沙沙貴神社に奉納します。夜の闇の中、大たいまつが燃えさかる光景は圧巻でした。今回は、ヨシ刈りなど大たいまつをつくる過程も調査させていただいています(東幸代)。


中国・広西民族博物館の方々が来学されました

3月27日、中国の広西民族博物館の方々が本学を訪問されました。本ブログ(2017年10月3日)にも掲載していますが、昨年9月に本学科の教員・学生が訪問し、市川教授が講演会をもった博物館です。今回の訪日は、日本の博物館や研究機関の資料展示・保存方法等を調査しつつ交流を深めることが目的とのことです。

来学の際、倉茂理事や山根理事とのご挨拶のあと、本学科の学生らを対象に、梁書記による「広西客家民居研究」と題する講演会がおこなわれました。

今回の訪日メンバーには、本学人間文化学研究科博士後期課程を修了後、中国に帰国し、現在は広西民族博物館に研究員としてつとめる湯紹玲さんがおり、通訳業務を見事にこなしていました。卒業生の活躍を目にするのは教員として非常に嬉しいものです(市川秀之・東幸代)。