ウィーン大学での在外研修報告
4月末よりウィーン大学東アジア研究科日本学科(写真上・中)で、客員研究員として在外研修中です。同学科は1960年代に熊本県阿蘇郡の農村調査を行っており、現在も毎年夏、阿蘇でのフィールドワークを実施しています。今回の研修の目的は、こうした海外の日本研究の問題関心や成果を学びつつ、自身の研究を海外で発信することです。この間、ウィーン大学での研究会やカナダ・トロントでの国際学会、そしてアデレードの南オーストラリア大学でのワークショップ(写真下)で研究報告を行いました。
ウィーンでは自身の研究を進めると共に、阿蘇でのフィールドワークのサポートや日本で調査を行う院生・学生へのアドバイスもしています。彼(女)らの日本語能力の高さ、研究熱心さにはいつも驚かされます。ここでの刺激的な日々の成果を持ち帰って、研究・教育に役立てたいと思います(武田俊輔)。