市川ゼミ・櫻井ゼミ合同の学外実習

ウッディパル余呉訪問雪積もる余呉を行く集合写真

2020年12月26日に市川ゼミ・櫻井ゼミ合同で学外実習に行ってきました。午前中は、長浜市で長年活動しているNPO法人まちづくり役場の方から黒壁スクエアの歴史についてレクチャーを受けました(写真1)。一番感銘を受けたのは、まちづくりが明治時代の「黒壁銀行」の建物保存という、地域の核を守るところからはじまったという点です。黒壁スクエアは滋賀県の代表的な観光地ですが、当然のことながら、そこに住む人たちが一番重要なのだという基本を再確認できました。

午後からは余呉町を訪れました。当日は、雪がかなり積もっていたので、長靴を持っていって正解でした(写真2)。「ここカフェ 心風流」で一休みしたあと、ウッディパル余呉でロハス長浜が取り組む地域活性化事業について、お話を伺いました(写真3)。興味深かったのは、いろいろな特産品の開発話です。なかでも獣害に強いエゴマから作った「えごまオイル」は、販売するとすぐに売り切れてしまうほどの人気商品になっているそうです。私もお土産に一本買って帰り、野菜にかけて食べました。獣害問題は、滋賀県でフィールドワークすると、あちこちで聞くお話なので、その対策の一例として、とても参考になりました。

以上、一日だけではありましたが、充実した学外実習でした。ご協力いただきました、まちづくり役場とロハス長浜のみなさま、ありがとうございました。(櫻井悟史)


Webで古文書勉強会

web古文書研究会
 学生たちから、「古文書演習Ⅱ」の授業でついた古文書読解能力を維持、あるいはさらにブラッシュアップしたいという要望が出てきました。教員として嬉しいことですので、週に一度、対面で勉強会をおこなっています。普段は広い教室にごく数人で集まっていますが、先日、諸事情によりWeb勉強会を開催しました。
 写真は、勉強会でのWebの画面です。古文書データの真横に色々書き込めて便利なのですが、本当は、原文書の墨の重なり具合を見て、筆の運びを追いかけてもらうのが理想です。
 勉強会終了後、学生たちに、対面とWebとどちらがよいか、と聞いたところ、対面の方がよいという答えが返ってきました。感染対策をしながら、場合によってはWebを使い、勉強を続けていければ、と思います。(東 幸代)