環琵琶湖文化論実習1班

環琵琶湖文化論実習1班は「歴史的文脈を踏まえた風景づくり-過去・現在・未来-」と題し、湖東および湖北に点在する地域文化財や地域資源を守り育てている人々の営みを知るべく、現場見学や聞き取り調査を行いました。
特に構成メンバーの中には県外出身者も多く、キャンパス近辺では見られない湖東・湖北の独特な自然景観や街並み風景に魅了されたようです。10月からは、得られた情報をもとに実習報告書としてまとめることになります。
最後に、今回のフィールドワークにご協力いただいた地域の皆様方に心より御礼申し上げます。(萩原 和)

 

写真上:愛荘町におけるフィールドワークの様子
写真下:長浜市のまちづくりに関するレクチャーとその後の聞き取り


環琵琶湖文化論実習第3班

3班は、「近江・滋賀と戦‐戦場・銃後そして平和へ‐」をテーマに、7世紀の壬申の乱、8世紀の恵美押勝の乱、中世の甲賀郡惣、そして、20世紀のアジア・太平洋戦争などに関するフィールドワークを行いました。

その中で、滋賀県男女共同参画センター(G-NETしが)に寄贈された『婦人国防』(大日本国防婦人会京都地方本部機関誌)など地域女性史に関わる貴重な史料を閲覧し、実際の史料に基づく研究の面白さを学びました。さらに、「共に語ろう! 地域と女性の歴史」と題して、滋賀県で地域女性史の研究活動を行っておられるミモザネットのみなさんと対話をしました。学生たちは、グループ・ディスカッションを通して、地域から学ぶことの大切さを実感したようです。

共催していただきましたG-NETしがのみなさま、ミモザネットのみなさまに、心からの感謝を申し上げます(京樂真帆子)。

 


環琵琶湖文化論実習2班

1回生の環琵琶湖文化論実習2班は「農業探偵コナン~湖南地域の第一次産業の歴史と現在~」と題し、甲賀市甲南ふれあいの館での農具調査、東近江市鋳物師地区での溜池の絵図や現地の見学、アグリパーク竜王での施設見学や地元の農耕儀礼に関する聞き取りなどをおこないました。また農業に深く関連する砂防や治水について学ぶため、オランダ堰堤やアクア琵琶の見学も実施しました。現地では多くのみなさんのお話をうかがい、貴重な絵図なども拝見しました。受講生は事前に文献でさまざまなことを調べていきましたが、現地ではまた新たな疑問をたくさん発見したようです。後期の授業でそれを深めていければと思います。(市川秀之)

写真上:竜王町でのブドウ狩り体験

写真下:竜王町での近江牛牧場の見学