卒業論文が提出されました。

先日、地域文化学科4回生の卒業論文の提出が締め切られました。4年間の学生生活の集大成である卒業論文ですので、提出前の限られた時間の中で少しでもよくなるようにと、一生懸命作業する4回生の姿が見られました(写真)。

 

なお、今年度の私の研究室の4回生は、寺院本堂の復元研究、近江商人屋敷の歴史的変遷、伝統的町並みの景観研究などをテーマに、卒業論文をまとめていました。

 

この後ですが、提出された卒業論文の試問(学生さん1人に対して、3名の教員で審査します)が待っているので、4回生はまだまだ気が抜けません。(石川)

 

卒業論文の作業風景

 


3年ぶりのタイ実習

文化人類学ゼミでは、2022年9月に10日間ほど、有志でタイに行ってきました。今回、タイ華人の宗教やコミュニティと、スコータイやチェンマイの歴史遺産の保護と活用について学ぶことを目的に掲げました。タイで華人は同化した、うまく融合したと言われますが、私の目には中国由来の信仰であっても、タイ現地のものとして受け入れられているようで、文化要素を分類することの困難さを感じました。学生たちは、コロナ禍で知的な刺激を得る機会が限られていたことに改めて気付き、タイでの実習を経てさらなる学習欲がかき立てられたようです。今後もコロナの感染状況をにらみながら、海外での実習を計画していきたいです。(横田) 

 

 

 写真1枚目 バンコクのチャイナタウンにある天華医院廟  タイでは宗教施設が福祉の一環で病院や救急医療を提供している。 

 

写真2枚目 スコータイ歴史公園 

 

写真3枚目 チェンマイのドイステープ寺院にて