兵庫県但馬地域での学外実習

日本地域史のゼミでは、11月21日~22日に兵庫県の但馬地域で学外実習を実施しました。1日目は養父市の明延鉱山を見学。錫などを採掘した鉱山で、かつては鉄道が引かれ、多くの鉱山関係者が暮らしていました。現在は、採掘は停止しているものの、坑道跡などが多数残されており、近代化産業遺産・日本遺産にも選定されています。ガイドの方からは詳しいお話をうかがうことができ、貴重な体験ができました。

2日目は朝来市の竹田城跡に登りました。近年は「天空の城」として脚光を浴びていますが、雨雲がかかり、少しですが、そのイメージを体感することができました。午後からは、「但馬の小京都」とよばれ、重要伝統的建造物保存地区に指定されている豊岡市出石の城下町を探訪。近世のお家騒動で有名な家老の屋敷や、町のシンボル辰鼓楼・明治館などを見学しました。多くの方々の協力により、充実した実習になりました。(水野章二・東幸代)


美術史ゼミで学外実習に行ってきました

10月23日から25日まで2泊3日で石川、富山に学外実習に行きました。金沢の文化と歴史を学ぶこと、北陸地方に近年新しく建てられた3つの現代美術館の建築空間と展示の様子を比較しながら見ることが目的です。

金沢では、加賀藩主前田斉泰によって幕末に造営された成巽閣や東茶屋街の志摩などを訪れました。3つの現代美術館は、金沢21世紀美術館、富山市ガラス美術館、富山県立美術館です。3つの館を一度にまわることで、その土地ならではの各館のコンセプトや、各館の建物を設計した建築家のスタイル、展示の手法などを比較して見ることができました。どの館にも独自の工夫があり、展示について学ぶ機会にもなりました。帰りには石川県小松市の那谷寺(なたでら)に寄り、前田利常が建てた書院や阿弥陀三尊のように見える三尊石を拝観。座学では得られない体験ができた3日間でした。(亀井若菜)

 

写真上 富山県立美術館の前で

写真下 石川県那谷寺の三尊石の前で