兵庫県但馬地域での学外実習
日本地域史のゼミでは、11月21日~22日に兵庫県の但馬地域で学外実習を実施しました。1日目は養父市の明延鉱山を見学。錫などを採掘した鉱山で、かつては鉄道が引かれ、多くの鉱山関係者が暮らしていました。現在は、採掘は停止しているものの、坑道跡などが多数残されており、近代化産業遺産・日本遺産にも選定されています。ガイドの方からは詳しいお話をうかがうことができ、貴重な体験ができました。
2日目は朝来市の竹田城跡に登りました。近年は「天空の城」として脚光を浴びていますが、雨雲がかかり、少しですが、そのイメージを体感することができました。午後からは、「但馬の小京都」とよばれ、重要伝統的建造物保存地区に指定されている豊岡市出石の城下町を探訪。近世のお家騒動で有名な家老の屋敷や、町のシンボル辰鼓楼・明治館などを見学しました。多くの方々の協力により、充実した実習になりました。(水野章二・東幸代)