環琵琶湖文化論実習へ行ってきました!(1班)

本学1回生恒例の環琵琶湖文化論実習を8月9・10・23日に行いました。コロナに天候不順、いろいろと心配事ばかりでしたが、1回生諸君のやる気に背中を押され、なんとか開催することができました。

 

私と亀井先生が率いる第1班は、「物質文化から近江の魅力を発信する」をテーマに、主に大津市周辺の湖南地域をめぐりました。滋賀県文化財保護協会では、同協会の研究員さんによる展示解説と同時に、同協会の展示解説アルバイトを経験した学生の解説もあり、堂々たる説明姿勢に感心するとともに、ご指導いただいた同協会に感謝でいっぱいでした。

 

また、野洲市にある圓光寺では、鎌倉時代の見事な和様建築の内部まで拝観させていただき、その優美な建築美を堪能したほか、大津市歴史博物館では学芸員さんから、仏像の調査・修理、そして発見の面白さをじっくりお聞かせいただきました。実物の持つ力を心に刻む実習となり、ご協力いただいた皆様に深くお礼を申しあげたいと思います。

 

さて、後期は学んだ成果を、「魅力」としてどうアピールするかを、みんなと一緒に考えていきたいと思います。(文責:佐藤亜聖)

大津市和邇泊推定地付近の踏査風景

 

野洲市市三宅東遺跡発掘調査現場見学風景


環琵琶湖文化論実習3班の実習報告

環琵琶湖文化論実習3班(1回生授業)では、朝鮮半島と滋賀の交流というテーマで、古代と近現代における文化・技術の伝播と人の移動について学んでいます。

8月9日は瀬田の唐橋に始まり、大津市歴史博物館、滋賀朝鮮初級学校を訪問しました。10日は坂本に始まり、近江大津の宮に関する遺跡を巡りました。最終日23日は、長浜市の土倉鉱山跡、天日槍塚、米原市の平和の光像、最後は東近江市の近江商人博物館を見学しました。

参加学生にとりまして、時代が大きく異なる事象を学ぶことを通して、総合的に歴史を見直し、今後の社会を展望する良い機会となったことを願っています。また、実習をご支援くださった関係機関の皆様には、深く感謝申し上げます。(横田祥子)

写真1 坂本にて穴太積みを観察

写真2 百穴古墳群を見学

写真3 土倉鉱山跡での集合写真