考古ゼミの学外実習

2017年度後期考古ゼミの学外実習は、姫路・赤穂など播磨地域の遺跡・博物館の踏査・見学でした。1月27日(土)は、あいにくと雪降る中での出発でしたが、姫路城、播磨国分寺跡、壇上山古墳、室津の街並みを見学しました。28日(日)は、赤穂城、有年原・田中遺跡、石宝殿、人塚古墳、西条廃寺、播磨大中遺跡、兵庫県立考古博物館を見学しました。2日間とも非常に寒く、時にミゾレもありましたが、寒さに負けないエネルギッシュな踏査となりました。(定森秀夫・中井均)


近江八幡市のヨシ問屋で学生が建築ガイドをつとめました

この秋、近江八幡市円山町の2軒のヨシ問屋の一般公開がおこなわれる予定でした。しかし、直前の台風の影響により急遽中止の運びとなりました。ただ、中止情報が届かずに来訪されるお客様がいらっしゃることを想定し、念のため学生たちとともに待機をしました。当日訪問されたお客様はごく少数でしたが、学生たちの説明が丁寧でわかりやすかった、というお褒めの言葉をいただき、大変嬉しく思いました。写真は、北川茂左衛門家です(東幸代)。 


環琵琶湖文化論実習の成果発表会がありました

地域文化学科の1年生の必修科目に環琵琶湖文化論実習があります。この科目では、滋賀県の歴史、文化、生活について、学生たちが3つの班に分かれてともに調べ学びます。8月には、それまでに調べ学んだことの実地調査として2泊3日で学外実習を行い、班ごとに様々な寺社や遺跡、道の駅などを訪れ、聞き取り調査や見学を行いました。
12月19日には、各班から4名の学生が出て自分の研究成果を発表しました。12名の発表タイトルは写真の通りです。1人の持ち時間は5分。短い時間ですが、パワーポイントを巧みに使い、充実した発表を各自工夫して溌剌と行っていました。聞く側の学生も真剣に耳を傾けていました。(亀井若菜)


長野県での学外実習

日本地域史のゼミでは、11月15日~17日に長野県で学外実習を実施しました。1日目は諏訪大社の上社・下社などを見学。境内に立てられた御柱の大きさを実感するとともに、おんばしら館では勇壮な御柱祭を体感することができました。2日目は長野県の近代化を支えた常田館製糸場や中込学校(ともに重要文化財)、幕末の五稜郭龍岡城跡を見学・踏査。3日目には近世の新田開発として注目されてきた五郎兵衛新田や五郎兵衛記念館を訪問しました。いくつものトンネルをつないで開削された長大な用水をたどり、新田開発の困難さがよく理解できました。五郎兵衛記念館の館長さんをはじめ、多くの方々に解説していただき、充実した実習になりました。(水野章二・東幸代)