県立大学が開学30周年を迎えました

 6月7日に、県立大学開学30周年記念のイベントが行われました。
 午前中の平田オリザ氏の記念講演や式典に続き、午後からは各学部で湖風会(同窓会)主催の事業が開催されました。
 人間文化学部では、人文マルシェと称し、卒業生のみなさんに様々な店舗を出していただき、多くの卒業生が参加してくれました。懐かしい顔が揃い、30年の歴史を感じることができた一日でした。(市川秀之)

【写真1】人文マルシェ

【写真2】卒業生+懐かしの先生+現役教員によるトークイベント


3回生向けの就活セミナーが行なわれました

 5月27日(火)2限に、地域文化学科主催で学科の3回生向け就活セミナーが行なわれました。昨年度から就職活動を開始して内定を得た現4回生の4人に、どのような就活を経て内定を得たのかを話してもらい、それを学科の3回生全員が聞きました。報告者の4人には、昨年度のうちに自身の就活について話してもらい、それを録画し、当日はその録画を映して3回生が見る形をとりました。

 4回生の4人は、自分がどのように将来の仕事を決めていったのか、就職先は何を重視して選んだのか、いつ頃からどのような就活を行ったのかなどについて、具体的に話してくれました。4人の内定先は、2人が民間企業、あとの2人は公務員です。

 3回生は就活の準備を始める時期であるため大変熱心に聞き入っており、「同じ学科の1年上の先輩の話を聞くことができ大変参考になった」という感想が多く寄せられました。(亀井若菜)

 

【写真】セミナー風景


「東アジア国際関係史」のゼミが始まりました

 今学期から「東アジア国際関係史」のゼミが始まりました。

 地域文化演習Ⅰ(2回生授業)では、1719年朝鮮通信使の随行員であった申維翰の『海游録』(翻訳本)を読み始めました。日本の文化・人物に対する鋭い観察はもとより、日朝両国の考え方や政治的立場の違いから発生した様々な出来事がみられる興味深いテキストです。もともと難解な漢文体になっているので翻訳本といってもなかなか読んでいくのが容易ではないですが、講読を通じて前近代の異文化接触・交流のあり方やその性格を考えてみたいです。

 地域文化演習Ⅱ(3回生授業)では、東アジア国際関係史分野に関連する論文と史料読みを始めました。まず、5月までの授業では指導教員の研究分野に関わる論文と史料を読み合わせました。6月からは、受講生の研究テーマに関わる論文や諸資料(史料だけでなく、統計データなども可能)を各自で一つずつ選定し、発表者が分析した内容をもとにして全員で討論する研究トレーニングをしていく計画です。

 着任の後、初めて担当するゼミなので不慣れなところが多いですが、学生のみなさんにとって有益な授業になるように最善を尽くしていきたいと思っております。(李晐鎮)

 

 

【写真1】地域文化演習Ⅰの授業

 

 

【写真2】地域文化演習Ⅱの授業

 

 

【写真3】指導教員(李)の説明