模擬授業「八坂に大学がきた!-大学設立までのキャンパス計画を探る」を終えて

先月、7/21日(土)のオープンキャンパスにおいて、模擬授業を行いました。当日は、会場が満席になるほどの御観覧をいただき、本当にありがとうございました。

今回、県立大学創立期のキャンパス計画を語らせていただくにあたり、私自身、大学図書館の文献検索、あるいはキャンパス内の施設見学を通じて実態を把握しました。

20年以上もの時間がたつと、その当時、れんげ畑だったことが想像できないくらいに、緑に覆われたランドスケープが広がっています。また、建築群もキャンパスに馴染み、その当時のラフスケッチのコンセプトがしっかりと具現化されています。

写真は、模擬講義でもご紹介した、創立20周年記念のぼりが掲げられているA7棟の廊下です。よく見ると、えんぴつ塔が鉄骨の頃の写真が掲載されています。

もう一つの写真は、現在のえんぴつ塔です。県立大学のシンボルとしてその存在感を示しています。実は、この写真の中にある大きな巨木は、県立短大彦根キャンパス(現在の市民病院のある敷地内)で育っていたものを移植してきたといわれています。

こうした事実の一つ一つが、新たな大学の歴史として積み重なっていくのだと、模擬授業の準備を通じて実感しました。(萩原 和)