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稲枝北小学校で発掘調査の出前授業をおこないました

滋賀県立大学地域文化学科の考古学ゼミでは、彦根市文化財課と協力して、同市荒神山に所在する古墳(荒神山A支群1号墳)の発掘調査に取り組んでいます。この調査では、遺跡の学術的な価値を探るだけでなく、調査によってわかった古墳の実態を地元へと広く普及し、地域資源として活用していくということにも取り組んでいます。その一環として、調査に参加した本学の学生たちが主体となって、地元の稲枝北小学校の6年生に古墳の調査に関する出前授業をさせていただきました。

 

歴史の授業で古墳について学んだばかりだという児童のみなさんは古墳についてなかなかに詳しく、授業をする側の学生たちもびっくりでした。実際に出土した土器や古銭をみてもらいながら、近くの荒神山の歴史を感じてもらいました。出前授業に参加したみなさんの中から、未来の考古学者が生まれてくれたら、とても素敵です。

 

写真1:授業の風景

写真2:出土品の観察

 

 


宇治へフィールドワークに行きました

京樂ゼミ(日本古代史・ジェンダー史)は、大河ドラマ「光る君へ」で注目されている『源氏物語』ゆかりの地、宇治へ行きました。

 

まず、源氏物語ミュージアムで、家塚館長から学芸員の仕事について説明していただきました。さらに、館長自ら展示解説までして下さいました。そのおかげで、平安貴族文化と『源氏物語』への理解を深めることが出来ました。

 

本ミュージアムは改修工事が続いていたため、教員にとっても、久しぶりの訪問でした。かつて、展示更新時に協力させていただきましたが、改めて、展示の工夫などを確認することが出来ました。

お忙しい中、ご対応いただきました家塚智子館長に御礼を申し上げます。

 

この後、平等院で阿弥陀如来像と対面し、そして、お茶と宇治のまち歴史公園交流館での大河ドラマ特別展示を見学しました。

 

国内外からの観光客の多い中、多種多様なパンフレットを新作、配付している宇治市の観光戦略にも思いを馳せる一日でした。 (京樂)

 

写真1:源氏物語ミュージアムでの館長の説明

写真2:復元牛車を観覧

写真3:大河ドラマ特別展示にて

おまけ:魔法を使うS君


”県大ミニ博物館”が始まりました

学芸員資格取得を目指す4回生は、「博物館実習」を履修しなければなりません。この授業では、「県大ミニ博物館」と銘打ち、学生自身の企画による展示をおこなっています。

今年は、まず、本学図書情報センターロビーを会場に、「香りも楽しむ近江のお茶の世界」と「枕創史-枕の変遷-」の2つを展示しました。残りの2つの展示は、多賀町立博物館で展示させていただきました。こののち、6月18日より2つの会場の展示を入れ替えます。

ポスターデザインも学生のアイディアです。皆で協力して作り上げた展示を、是非ご覧ください(東幸代)。

 

【写真1】ポスター

【写真2】展示パネルの設置(お茶)

【写真3】展示ケースの整備(枕)