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卒業論文が提出されました

今年も、地域文化学科4回生の卒業論文が、無事に提出されました。

 

2万字もの論文をまとめるために、フィールドワークや資料調査をコツコツと行い、大量の文献と格闘し、指導教員や仲間たちと熱く議論してきました。その成果を自信を持って提出する様は、実に堂々としたものです。

 

今年度の私の研究室の4回生は、平安時代の歌合の文化史的な意義を明らかにする研究、平安貴族が物忌みを破る理由を探る研究、そして、昭和初期の女学校の教科書における武家女性の表象分析をまとめあげました。

 

この後、教員3名による卒論試問が行われます。教員からの質問に答えられるように、4回生は今、準備を進めています。(京樂)

 

写真:卒論執筆中


ゲームしながらジェンダー平等を考えよう

2023年11月22日、2、3回生7人が「ジェごろく−ジェンダーにとらわれた“僕”の人生はいかに」という双六で遊ぶイベントを、地域文化共生センターと共催しました。

 

前期の地域文化演習Ⅰ(文化人類学)という授業では、東アジア社会をジェンダー視点で考えることをテーマとし、韓国の書籍『私は男でフェミニストです』(チェ・スンボム)、『支配しない男になる』(沼崎一郎)、『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』(一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同)を読みました。

 

学習の成果としてイベントをすることになり、学生たちがアイデアを出し合ったところ、双六という斬新な企画が採用されました。一般の双六とは違い、明確なゴールはなく、マス目には例えば「小学生の時、好きな色のランドセルを買ってもらえた」「父が保育園に迎えに来たら褒められた」など、これまでジェンダーによって対応や評価が異なり疑問に感じてきたことを入れ、プラス・マイナス何点にするかを話し合いながら進めていきます。最終的に得点が高い人が勝者になります。イベント当日は、男子学生の参加が多く、普段あまり聞けなかった男性の声を聞くことができました。

 

ジェンダー双六「ジェごろく」は、さらにブラッシュアップされ、学校内外で活用される予定です。(横田祥子)

 

写真1・2 イベントの様子

写真3 話し合いの様子


環琵琶湖文化論実習プレゼン大会を行いました!

12月12日は恒例の環琵琶湖文化論実習プレゼン大会でした。環琵琶湖文化輪実習は1回生を対象としたプログラムで、20名×3班に分かれて半年間実習・学修を行い、12月には各班から4名ずつ代表者が選抜されてプレゼンテーションを行います。今年も精鋭12名が発表内容だけでなく発表姿勢やパワーポイントの出来などを競い合いました。

 

環琵琶湖文化論実習は、人間探求学と併せて大学生としての学び方を身につけるプログラムです。レポートの書き方、文献検索の方法、研究者倫理、フィールドワークの方法、口頭発表の方法など、大学生として学ぶための基礎をじっくりと学びます。一年間の学びを通じて、入学当初は右も左もわからなかった1回生の皆さんが、この頃になると見違えるほどたくましく成長してきます。プレゼン大会はその集大成であり、教員としても自班の学生に気をもみつつも、楽しみなひとときです。さて、今年のプレゼン大会、優勝は??