ブログ

人間探求学において「レポートの書き方」の添削指導が行われました

5月27日(月)に、人間探求学の授業内において「レポートの書き方」の添削指導が行われました。

 

当該科目は1回生配当の授業として60名の学生が受講しています。当日は6つの班に分かれてレポートの書き方を学びました。事前に受講生は座学(4月中旬)でレポートの書き方の作法を学び、その知識をベースとして課題レポートを作成しています。当日の授業では、各教員は添削したレポートを用いながら、ゼミ形式で指導しました。

 

6月中旬からスタートする環琵琶湖文化論実習では、各自がフィールドワークの成果を報告書としてまとめることになります。来るべき報告書取りまとめの準備段階として、受講生は真剣にレポート作成時の注意点に耳を傾けていました。(萩原)

 

人間探求学(レポートの書き方)の授業風景


日野祭り調査

4月から5月にかけては毎週のように滋賀県各地で大きな祭りがおこなわれます。学生にとっても祭礼の調査をするチャンスです。

 

5月3日に市川ゼミ(民俗学)では馬見岡綿向神社(蒲生郡日野町)で行われる日野祭りの調査にでかけました。日野祭りには何度かきていますが、今年は神子(かみこ)と呼ばれ神聖視される3名の子どもを中心に調査をしました。

 

神子は神社から2キロほど離れた上野田という地区から出され、早朝より長い距離を行列します。周囲には竹刀をもった若い衆が守護します。神子の一行が神社に入ってから初めて各町の曳山が境内に宮入します。学生も一日たっぷりと日野祭りの様子を見学しました。

 

(写真1)参道をいく神子

(写真2)西大路の曳山

 


足軽屋敷の建物調査

先日、ゼミ生3人とともに、建物の実測調査のため、滋賀県彦根市にある足軽屋敷を訪れました。彦根市の中心部、かつての城下町部分には多くの足軽屋敷が残っており、そのうちの13棟が市文化財として指定されています。今回調査させていただいたのは、未指定の足軽屋敷になります。

 

調査当日は、分担しながら足軽屋敷の平面図(建物の間取り)・断面図(建物の構造が分かる図面)を作成するために、計測・記録、写真撮影を行いました。1階部分では、生活の変化による改造も見られましたが、屋根裏部分は改造が少ないことが分かりました(写真)。この後は、現地調査での記録をもとに、パソコンで作図をする予定です。

 

最後に、所有者様、彦根市文化財課様には調査にご協力いただき、誠にありがとうございました(石川)。

 

(写真)足軽屋敷(屋根裏部分)の調査風景