環琵琶湖文化論実習(3班)

環琵琶湖文化論実習3班では、日帰りで計3日間の学外実習を行いました。

 

3班では「顕彰される歴史、創造される歴史」のテーマのもと、①長浜城下における豊臣秀吉をめぐる由緒形成、②「賤ヶ岳の戦い」に関する顕彰活動、③近年「日本最大級の偽文書」として注目を集めている『椿井文書』などに関わる史跡・施設を見学しました。

 

秀吉の造り上げた長浜城下町や、戦国以来の土豪屋敷の面影を残す下坂氏館跡(長浜市下坂中町)といった史跡の見学に加えて、西應寺(湖南市菩提寺)や全長寺(長浜市余呉町)では、両寺に伝来した貴重な古文書や絵図を見学しました。

 

また、米原市章斎文庫所蔵資料調査室では、著名な滋賀の郷土史家である中川泉三の自筆原稿や書簡を見学しました。多くの貴重な史跡・史料を実見することで、学生たちも地域における歴史を実感を持って学ぶことができたのではないかと思います。

 

ご協力をいただきました関係各所のみなさまに感謝申し上げます。(高木)

 

下坂氏館跡の堀

菩提寺歴史文化資料室(湖南市菩提寺まちづくりセンター)

 

賤ヶ岳の戦いにて戦死した毛受兄弟の墓

章斎文庫にて文書見学