【研究分野紹介】世界遺産学・考古学

穴太野添古墳群と金先生和歌山市大谷古墳韓国慶州の瞻星台

世界遺産学・考古学のゼミを担当しています、金宇大です。日本の世界遺産といえば、昨年は「百舌鳥・古市古墳群」が登録され、また来年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の登録を目指して、推薦書が正式に提出されます。最近、考古遺産の推薦が相次いでいますが、私の専門はまさに「考古学」です。普段の研究では、世界遺産に限らず、様々な遺跡や出土品などの「文化遺産」を分析しています。特に、まだ文字による記録がほとんどない古墳時代、当時の「日韓関係」がどうだったのか、具体的にどんな交流がなされていたのか、ということを追究しています。世界遺産の登録をめぐっても、なにかと摩擦の多い「隣国」ですが、遺産を手がかりに両地域の良好な関係を模索できればと、日々研究に取り組んでいます。

写真1:渡来人の古墳とされる大津市・穴太野添古墳群を訪れてみた

写真2:学外実習で和歌山市の大谷古墳にのぼる学生たち

写真3:映えスポットとして若者に人気を博す韓国・慶州の世界遺産「瞻星台」