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奈良市における学外実習

新バスターミナル 若草山の眺望景観 平城宮跡の見学

萩原ゼミでは、9/25(水)、26(木)の2日間において、学外実習を行いました。1日目の訪問先は、奈良公園内の寺社仏閣、新設された奈良公園バスターミナル(2019年4月開業)、若草山の展望台、奈良町の伝統的な街並み群、奈良市中心街の餅飯殿(もちいどの)商店街です。2日目は平城宮跡、あやめ池の再開発(遊園地跡の宅地化)、関西文化学術研究都市の開発(おもに国会図書館関西館付近)を視察しました。一連の視察から、奈良市および周辺市町村の景観まちづくりの特徴や地域課題を探りました。メンバー一同、古代から現代にいたる様々なまちづくりを肌で感じることができたと思います。(萩原 和)


地域の避難防災訓練

9月16日(月・祝)の午前中、彦根市内の私が住んでいる小学校区全域を対象とした避難防災訓練がおこなわれ、私も非常用のリュックを背負い、家族と一緒に避難(参加)しました。この訓練は鈴鹿西縁断層帯で発生した地震を想定していましたが、このところ九州北部の豪雨や千葉県の台風といった大きな気象災害が続いたためか、指定避難所の小学校には大勢の地域住民が集まりました。

小学校の運動場には、消火・放水、煙に巻かれた状況での避難、傷病者の搬送・応急手当、簡易トイレの設置、給水車による給水などの体験コーナーが用意され、皆さん真剣に取り組んでいました。また、体育館では、防災士の指導のもと、段ボールでパーティション(間仕切り)やベッドを作る避難所設営訓練がおこなわれました。こちらについては、個人的にも、一度やっておいて本当に良かったと思っています。

このような地域住民による自主防災への関心、さらに言うと少子高齢社会における安心・安全なまちづくりへの関心は、地域文化学科の教育・研究分野でも高まっています。日頃から災害への備えを怠らないことが大事だと改めて感じたのはもちろん、安心・安全な「まち」(地域)に大学や研究者が寄与することについて考えたひと時でした。(塚本礼仁)


環琵琶湖文化論実習1班

環琵琶湖文化論実習1班は「歴史的文脈を踏まえた風景づくり-過去・現在・未来-」と題し、湖東および湖北に点在する地域文化財や地域資源を守り育てている人々の営みを知るべく、現場見学や聞き取り調査を行いました。
特に構成メンバーの中には県外出身者も多く、キャンパス近辺では見られない湖東・湖北の独特な自然景観や街並み風景に魅了されたようです。10月からは、得られた情報をもとに実習報告書としてまとめることになります。
最後に、今回のフィールドワークにご協力いただいた地域の皆様方に心より御礼申し上げます。(萩原 和)

 

写真上:愛荘町におけるフィールドワークの様子
写真下:長浜市のまちづくりに関するレクチャーとその後の聞き取り