タナ・トラジャでの実習

泊まったトンコナンの前で 葬儀の参列葬儀を見る学生たち

文化人類学ゼミでは、2019年12月22-31日にかけて、インドネシア・スラウェシ島のタナ・トラジャに実習に行ってきました。トラジャは、牛のツノのような形をした屋根を持つ伝統的家屋や、盛大な葬儀が行われることで有名です。私たちは歩いて村々を回り、建築儀礼の豚の供儀や葬儀に遭遇しました。そうした儀礼は、新築を祝う/死者を弔う以外に、関係者が富の蕩尽を行う、人々にとって最大の喜びであるかに見えました。一説には、東南アジアの基層文化の特徴でもあり、キリスト教化されたことによる影響でもあるそうです。途中、伝統的家屋トンコナンに泊まらせてもらい、雨水で水浴びをし、寒さにふるえながら夜を明かしました。参加学生の中には、海外旅行が初めての学生もいましたが、あらゆることを楽しんで乗り越えてくれました。今後は普通の旅はできなくなることでしょう。(横田)