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『滋賀県立大学考古学研究室論集Ⅰ』が出版されました!

先月末、滋賀県立大学の開学25周年と、昨年度で定年を迎えられた中井均先生の退職をお祝いする考古学の研究論文集が刊行されました(詳細は六一書房さんの販売ページへ:https://www.book61.co.jp/book.php/N90181)。

 

論集の表紙は、滋賀県立大学のシンボルであるえんぴつ塔をモチーフにしたメルヘンチックなデザインですが、中身は超本格派、力作論文の揃い踏みです。卒業生を中心に、滋賀県立大学で講師を務めた方々や、中井先生の昔の職場の方々が論文を執筆しています。

そうなんです、滋賀県立大学で考古学を学んだ人たちの多くは、実際に考古学関係の仕事に就いて、社会で活躍しながら研究を続けているのです!これからもどんどん滋賀県立大学考古学研究室の輪が広がってゆくよう、教員一同も頑張りたいと思います。(金宇大)

↑論集の表紙

 

↑大学に納品された大量の論集

↑論集の発送作業

 

 

 


本学科教員14名(名誉教授含)による『歴史家の案内する滋賀』が出版されました!

 

滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科の教員陣が執筆した『歴史家の案内する滋賀』がこのたび完成し、
6月23日(水)より発売されました(詳細は大学ホームページ参照:https://www.usp.ac.jp/info2/v715/)。
本学地域文化学科では開学(1995年)以来、私たちの生活の拠り所である「地域」に着目し、多様な学問手法とフィールドワークによって「文化」を明らかにしてきました。
本書は、これまで積み上げてきた学術的知見を踏まえつつも、各執筆者(14名)の個性あふれる視点で滋賀の魅力を深掘りしたものです。
高校生の方でも読みやすいように、難読文字にルビを付けるなど工夫を凝らしています。
まさに地元公立大学からお届けする「まち歩きガイドブック」の決定版です。
コロナ禍でのステイホームの時間を活用して本書で滋賀の歴史文化の魅力を知り、実際に現地に足を運んで頂ければと思います。 (萩原 和)

 

<書籍情報>
(1) 書 籍 名 歴史家の案内する滋賀
(2) 編   集 滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科編
(所属教員14名(名誉教授含む))
(3) 価   格 1,980円(税込み)
(4) 仕   様 A5判並製187頁
(5) 販売書店等 一般書店・オンライン書店・大学生協等
(6) 発   行 図書出版 文理閣

 

 


長浜市菅並での聞き取り調査

長浜市菅並は多くの伝統的民家が残る地区で現在、重要伝統的建造物群保存地区の選定に向けて調査が進められています。これまでこの調査では建造物の調査が中心でしたが、近年は地元の生活についての調査も必要とされるようになってきました。市川ゼミ(民俗学)ではこの調査の一環として聞き取り調査を進めていますが、6月5日には学生と一緒に年中行事や信仰の聞き取り調査をおこないました。菅並は非常に多くの年中行事が行われている地区で、約3時間の調査でもまだ半分も聞き取りが終わりませんでした。午後からは集落内の信仰施設の調査をおこないました。(市川秀之)

 

大木にまつられた祠

 

集落内の水路

聞き取り調査