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オープンキャンパス・地域文化学科ツアー

7月31日(土)、8月1日(日)の両日に、「学び発見! 地域文化学科ツアー」と題して、対面形式のオープンキャンパスを開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1回のツアー定員を20名までとし、1時間30分の限られた時間で、①学科説明 → ②実習室巡り(4名の教員が各専門分野を説明) → ③入試説明・質問コーナー、という流れで実施しました。

 

今年度から実施したツアー形式の学科オープンキャンパスでしたが、各実習室での本学科教員の説明に熱心に耳を傾け、パネルや展示物を見入っている姿が印象的でした。かなり駆け足のツアーだったこともあり、高校生のみなさんの知りたい情報をすべてお伝えできたかどうかは分かりませんが、実際に大学に足を運んでいただき、教室・実習室や教員の雰囲気を感じていただけたことに、教員一同うれしく感じました。

 

なお、今回都合により対面形式のオープンキャンパスに参加できなかった方にも大学の雰囲気を味わってもらうために、WEBオープンキャンパスの準備を行っている最中です。9月ごろには大学HPで公開される予定ですので、こちらもよかったら、のぞいてみてください(石川慎治)。

 

 

亀井若菜 教授による学科説明

京樂真帆子 教授による「歴史学」の説明

市川秀之 教授による「民俗学」の説明

佐藤亜聖 教授による「考古学」の説明

櫻井悟史 准教授による「社会学」の説明


地理学実習 最終課題報告・討論会(2021年7月29日)

 

私が担当する地理学実習では、前学期の最終課題として、受講生を二つのチームに分け、それぞれ「多変量解析による日本列島の気候区分」に取り組んできました。多変量解析とは、様々なデータを統計的に分析する手法の総称です。地理学の実習というと、地図を解読したり作ったりするイメージが強いでしょう。しかし、大学では、「パソコンで数値を扱う地理学」も学びます。

さて、この最終課題ではまず、全国150か所以上の気象庁観測点の観測値(気温、降水量、日照時間など)から、気候の地域差に関わる因子を発見しました。つぎに、これらの特徴にもとづいて観測点を分類(気候区分)し、結果を地図化しました。そして、一連の作業をプレゼンテーションにまとめて発表し合い、討論しました。討論では、統計分析の正確さや気候区分の妥当性について、熱い“バトル”が繰り広げられました。(塚本礼仁)

気候区分図

報告・討論会の様子1

報告・討論会の様子2

 

 

 

 


湖南地域で学外実習を実施しました

日本地域史ゼミ(東・高木担当)では、草津・大津両市において日帰りの学外実習を実施しました。
午前中は滋賀県立琵琶湖博物館を訪問し、昨年秋に全面リニューアルなったB展示室(人文系展示室)を中心に見学を行いました。2回生が事前学習したテーマに関するコーナーでは、学生たちに解説をしてもらいました。映像コーナーでは、本学科の市川秀之教授(民俗学)が登場する映像が流れており、先生の登場の際には、自然と拍手が沸き起こりました。
午後は、大津市歴史博物館に行き、大津市内に残る貴重な古文書を閲覧させていただきました。学生たちが食いいるようにくずし字を読もうとしていた姿が印象的です。その後、学芸員さんにご同行いただき、大津市本堅田を踏査しました。近世の古地図をもとに、現状と比較しながら歩くことは楽しく、あっという間に時間が過ぎていました。大変お忙しいなか、ご案内いただきました高橋学芸員と五十嵐学芸員に、一同より厚く御礼申し上げます(東幸代・高木純一)。

1)高橋学芸員によるご説明

2)学生による堅田藩陣屋の説明

3)浮御堂での集合写真