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第1回大学院説明会を実施しました

人間文化学研究科地域文化学専攻では、2022年5月31日、第1回大学院説明会を実施し、学内から11名の参加がありました。

 

説明会では、大学院進学後の研究や修了後の進路について説明を行い、参加者は熱心に質問をしていました。大学院に進学することで開かれるキャリアパスについて、理解を深めてもらう良い機会になったと思います。

 

今回は学内者に限って説明会を実施しましたが、次回は学外向けに説明会を行います。詳細は近日中にお知らせいたします。(横田)

 

説明会の様子①

説明会の様子②

説明会の様子③


歴史的町並みでの学外講義

先日、大学院授業「環琵琶湖保存修景計画論」において、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている滋賀県東近江市五個荘金堂地区(写真1)で、学外講義を行いました。この授業では、滋賀県内と滋賀県外に分けて、歴史的町並み・集落の保存修景を含めた町並み整備の在り方について学ぶことを目標としています。

 

今回訪れた五個荘金堂地区については事前の授業で報告書を読みながら学習し、当日は公開されている五個荘商人屋敷(写真2)や地区内を散策しながら講義を行いました。受講生の大学院生は、建築が専門ではありませんでしたが、こちらの説明に対して熱心に質問したりしながら理解を深めてくれたようです(写真3)。講義は、次回以降、滋賀県外の歴史的町並み・集落を対象に、学習を進める予定です。(石川)

 

写真1:五個荘金堂地区の町並み

 

写真2:公開されている五個荘商人屋敷(外村繁邸)

 

写真3:五個荘金堂地区内にある舟板を腰壁板に利用した土蔵


岐阜県での古代の遺跡踏査

遺跡や出土品といった「モノ」を分析対象にして、過去の人々の営みを研究するのが「考古学」です。ほとんどの場合、遺跡や出土品には、「どこの誰が、いつ、何のためにそれをつくったか」といった情報が、直接記されてはいません。ですので、考古学の研究では、机の上で書物をひもとくだけでなく、「自分の目で見て、確かめる」ということが重要なアプローチになります。

ゴールデンウィーク中、考古学ゼミでは、地元の研究者の方にご案内いただきながら岐阜県の西濃エリアに分布する古代の遺跡踏査を実施しました。現地に実際に足を運び、遺跡を取りまく地形や、周辺の遺跡との位置関係を確認すると、発掘調査報告書を眺めているだけでは見えてこないことがわかってきます。なぜそこにその遺跡が存在するのか。「百聞は一見に如かず」を積み重ねることが、考古学の研究の基本なのです。(金)

 

関ヶ原・不破関周辺

大垣市・美濃国分寺跡

大垣市・矢道長塚古墳