2022年度の荒神山古墳群発掘調査が終了

春休みから続けてきた2022年度の荒神山A支群1号墳の発掘調査も先月でなんとか一段落となりました。4月15日に開催した現地説明会では、雨天にもかかわらず130名余りの方々にご来訪いただき、今回の調査成果を佐藤・金ゼミ(考古学)の学生たちから詳しく報告させていただきました。

 

横穴式石室の内部は当初の想定よりもずっと大量の土砂に埋もれていました。その石室にたまった土を除去すると、石仏が立ったままの状態で出土しました。この古墳の石室は、中世から近世にかけて、信仰の場として二次的に利用されていたのです。まったく予想していなかった石仏の出土に、掘ってみないとわからない、発掘のおもしろさを噛みしめたのでした。(金)

 

石仏の発見

 

現地説明会の様子

 

発掘調査風景