4月に「彦根屏風」の見学に行きました

彦根城博物館では、毎年春に国宝の「彦根屏風」を展示しています。県大から博物館は近く、美術史のゼミとプレゼミ、そして「美術史実習」という授業で、それぞれ彦根城博物館に行きこの屏風を見学しました。

美術作品について考えるためには、オリジナルの作品(実物)を見て、絵の具の質感や絵の大きさなどを直接感じ取ることがとても大切です。遊里の様子を描いたとされるこの屏風の絵も、実物を見ると図版で見るのとはまったく違う印象を受けます。見学の際には単眼鏡も使って、髪の毛の1本1本、手の指の先に至るまで繊細に描かれているのを見ました。皆で見ると自分には見えていなかったものに気づくことができ、それが次の発見を呼び、さらに掘り下げて考えていくこともでき、楽しさが増します。見学後の授業ではそれらをレポートとしてまとめ発表しました。(亀井若菜)