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カナダ移民関係の展示と人間文化セミナー

 11月6日より交流センターで「滋賀からカナダへ この地にのこる移民の歴史展」を開催しています。県立大のある彦根市八坂町など琵琶湖岸は明治時代から多くのカナダ移民を出してきた地域です。この企画は市民の組織である滋賀・カナダ移民研究会のみなさんが集められた資料を展示するもので、近江楽座地域博物館プロジェクトの学生たちもパネル製作や展示作業で協力しました。また11月12日には研究会の松宮哲さん、堀部栄次さんを講師に人間文化セミナーが開催され、近隣の市民や学生120名ほどの参加者がありました。両親や祖父母がカナダに行っていたという方も多数お越しいただき、新たな交流の場となりました。展示は11月27日まで開催しています。(市川秀之)
                          

【写真1】人間文化セミナーの講演会

【写真2】展示会の準備

【写真3】展示会の紹介

【写真4】展示会の現況


夏休みに発掘調査を実施しました

考古学ゼミでは、今年の夏休みに三つの遺跡での発掘調査を実施しました。大学の近くに所在する荒神山古墳群のA支群1号墳、愛知県幸田町の青塚古墳、多賀町の一ノ瀬中世墓群です。このうち青塚古墳の発掘は、合宿生活を送りながらの調査となりました。遺跡を掘りながら古墳のさまざまな謎を追究するのはとても楽しい作業です。とはいえ連日の酷暑の中、炎天下での掘削作業は、実際のところ過酷を極めました。それでも、その暑さをなんとか乗り切って調査を完遂できたのは、生活当番の学生たちが腕を振るってつくってくれた毎日の食事のおかげです。そう、県大の発掘調査に参加すれば、料理のスキルまで伸びるのです(知らんけど!)。(金宇大)
                                          
【写真1】青塚古墳くびれ部の調査

【写真2】埴輪の検出作業

【写真3】宿舎での食事


この夏も、調査ざんまい

 8月初旬の佐渡(新潟県)調査を皮切りに、奈良県や神奈川県、高知県など、滋賀県内のみならず今夏も多くの調査に参加しました。
 日本近世史を専門としているので、基本的には古文書調査が主となりますが、生業や祭礼の聞き取り調査などにも従事しました。いくつかの調査では、大学院生たちが活躍してくれました。
 9月下旬から後期授業が始まりました。これからしばらく、調査は滋賀県内に限定されます。(東幸代)                                                                                                                                        
                                                                                                                                            

【写真1】佐渡での調査対象「いご草」(海藻)を使った郷土料理「いごねり」

【写真2】奈良県で古文書撮影をおこなう大学院生たち

【写真3】高知県で古文書目録を作成する大学院生