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環琵琶湖文化論実習2班「栗東市文化財保存活用地域計画による文化財の保存・活用とまちづくり」

本学科1回生の必修授業である環琵琶湖文化論実習の2班は、「栗東市文化財保存活用地域計画による文化財の保存・活用とまちづくり」というテーマで、栗東市内をフィールドに、2泊3日の現地実習(8/6-8/8)を行いました。

 

実習1・2日目は、事前に調べた栗東市内の文化財をめぐり、地元の方にお話を聞かせていただきながら、文化財の保存・活用の実態を学習しました(写真1~3)。実習3日目は、市内の歴史ある寺院を舞台に、フィールドワークを行いました。

 

➀ 五輪塔と呼ばれる石塔の実測(写真4)、➁ 石塔に書かれている文字を写し取る拓本(写真5)、➂ 本堂の間取りを実測(写真6)、を3つのグループに分かれて作業を行いました。初めての経験ということもあり、最初は担当の作業に戸惑っているようでしたが、しばらくすると、一心不乱に作業に取り組む姿をあちこちで見かけるようになりました。1回生にとって、良い体験になったと思います。

 

このあとは、現地実習での成果を各自整理し、10月からの授業で報告書作りを行う予定です。

 

最後に、今回の現地実習にあたり、栗東市教育委員会様、各訪問先のみなさまにはいろいろお世話になりました。どうもありがとうございました(石川慎治)。

 

写真1:大角家住宅での集合写真(実習1日目)

写真2:小槻大社での実習(実習2日目)

写真3:大野神社での実習(実習2日目)

写真4:実習3日目のフィールドワーク(石造物調査)

写真5:実習3日目のフィールドワーク(拓本調査)

写真6:実習3日目のフィールドワーク(建造物調査)


8月6日~8日に1回生の必修科目「環琵琶湖文化論実習」で、2泊3日の実習に行きました。

この科目では1回生を3つの班に分け、班毎に授業を行い、実習に行きます。1班は、「滋賀県の近代を探る」というテーマで、近代の建造物や建築、鉄道の展示などを見てまわりました。

 

1日目は、琵琶湖の水を京都まで導いている琵琶湖疏水を、京都の蹴上と大津で見ました。南禅寺の水路閣から疏水沿いを歩き、インクラインを経て、疏水記念館へ。猛暑の中でしたが、疏水の全体像を把握することができました。午後は大津市歴史博物館で学芸員の方から滋賀県の鉄道の変遷に関する解説を伺い、湖西線の展示を見学しました。2日目は、近江八幡のヴォーリズの建築を近江兄弟社の方のご協力を得てまわりました。結核の療養所であるツッカーハウスの病室は明るい空間で、ヴォーリズの結核患者への思いが伝わってきました。3日目は、滋賀県平和祈念館などを訪れ戦争についても学び、午後は彦根のスミス記念堂で保存運動やその理念についてお話を伺うことができました。

 

滋賀県の「近代」という時代を実感できた3日間、猛暑の中でも積極的に動き学びを深めることができたと思います。ご協力くださった地域の皆さま、ありがとうございました。(亀井若菜)

 

写真1 水路閣にて

写真2 インクラインにて

写真3 ツッカーハウスにて


地理学ゼミ お取り寄せ報告会&実食会(2024年度前期)

地理学ゼミでは、地域文化演習Ⅰを履修する2回生と教員が地域の名物のことを研究し、取り寄せてゼミ生全員で実際に食べるという取り組みを続けてきました。メニューは教員が指定するのではなく学生コンペで決めます。2024年度前期のメインディッシュは兵庫県の但馬牛、デザートは長野県のシャインマスカットです。

 

研究成果として、世間に名だたる神戸ビーフの安定供給は但馬牛の増頭と品質堅持が条件であること、また、長野県と岡山県などが見せる食用白色系ブドウ=マスカットの産地間競争について報告されました。その後は実食会。但馬牛の焼肉(白米持ち込みOK)と長野産シャインマスカットが瞬く間になくなりました。

 

後期のメニューもお楽しみに。(塚本礼仁)

 

写真1 研究成果の報告

写真2 但馬牛

写真3 シャインマスカット