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仏壇街のいま

彦根市七曲がり地区の町なみ見学2 彦根市七曲がり地区の町なみ見学1

先月、2回生の授業「地域文化演習Ⅰ」の学外実習で、彦根市七曲がり地区の町なみを見学しました。七曲がり地区は、江戸時代、仏壇を作る職人が集住していた地域ですが、現在、その名残ともいえる町家が建ち並ぶ景観の中には、「土戸」を持っていた痕跡のある町家を多く見ることができました。この土戸は江戸時代における「防火シャッター」のようなもので、通常は収納されていますが、近隣で火事があると、庇空間のところに出てきて、町家に燃えうつらないようにしていたそうです。彦根には、まだそのような貴重な町家が残っています(濱崎・石川)。


考古学実習で学ぶこと

考古学実習平板測量の実習考古学実習水準測量の実習考古学写真撮影の実習

考古学実習は毎年20名前後が受講するため、2班に分けて実習Ⅰ(中井)とⅡ(定森)を同時に実施しています。実習Ⅱで行うのは、水準測量、平板測量、グリッド設定、写真撮影、デジタルトレースです。水準測量は、レベルという測量機器で海抜を求めたり、海抜の移動をしたりします。平板測量は、学内の築山の等高線を図化する実習です。写真撮影は、絞りとシャッタースピード、被写界深度などを実際に体得します。グリッド設定はセオドライトという測量機器で方形区画を作ります。デジタルトレースはイラストレーターを使用してコンピューターで平板測量図を製図していきます。(定森秀夫)


韓国忠州、4世紀の製鉄遺構の発掘

忠州漆琴洞製鉄遺跡韓国国立中原文化財研究所の野外展示韓国国立中原文化財研究所の展示

先月末から1週間ほど韓国へ行きました。製鉄の町忠州の弾琴台という景勝地の下で、4世紀の製鉄遺構の発掘があって見てきました。国立中原文化財研究所の友人が調査担当で、最近まで本学大学院に在籍していた元留学生も来ていました。地域文化学科の学生の皆さん、韓国の発掘現場を見たい場合には声を掛けてください(現場詳細写真は未公開なのでNG)。(田中俊明)