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中国広西チワン族自治区にてエコミュージアムについて学んできました

9月16-23日、ゼミ合同で中国広西チワン族自治区へ実習に行ってきました。今回は「生態博物館」(中国語)という生活そのものを展示しているエコミュージアム2箇所を訪問しました。龍勝龍脊生態博物館というチワン族の村落では、棚田の耕作や灌漑について学ぶとともに、景観を守るために植え付ける作物に制限がかけられているなど運営上の問題点を学びました。また、三江トン族生態博物館では、慣習法が村の秩序統制に対して依然効力があることや、観光地化しながらも住民が生活を見せることに慣れている様子を伺うことができました。
最終日には、本学研究科の修了生が勤務する広西民族博物館にて、市川秀之先生が日本の集落博物館の運営と研究者の参与について講演され、現地研究者と交流しました(講演・訪問についての記事リンク先:http://www.amgx.org/news-7298.html)。現地で発見したことを、日本における地域博物館やエコミュージアムのあり方と対照させて、深く考えてみたいです。
(写真1枚目:龍勝龍脊の棚田、写真2枚目:棚田での耕作・灌漑について聞き取り、写真3枚目:トン族のお年寄りの遊びを見学)(横田祥子)


学生の家の古文書を調査しています

湖北地域出身の4回生Y君のお宅から、古文書が発見されました。学生有志を募って調査
をおこなうこととし、7月28日から調査を開始しました。Y家は江戸時代に庄屋をつとめ
ていたこともあり、興味深い古文書がみられます。家の歴史や地域の歴史が明らかになる
過程にたちあえる醍醐味を、学生らにも味わってもらいたいと思っています。(東幸代)


考古ゼミの前期学外実習

考古ゼミ(定森・中井ゼミ)の前期学外実習は7月15日~17日の3連休に実施し、鳥取県・島根県の遺跡などの踏査を行いました。1日目は渋滞にあいながらも予定時刻には鳥取に到着し、鳥取城・仁風閣・青谷上寺地遺跡を見学しました。2日目は午前中に伯耆国分寺跡、倉吉の街並み、午後に上淀廃寺・妻木晩田遺跡を見学し、両遺跡では学芸員の方から丁寧な解説をしていただき、理解がより深まりました。3日目は島根県に入り、古代出雲王陵の丘、富田城を見学し帰途についたのですが、途中事故渋滞の情報からバス運転手さんの機転で迂回して渋滞なく帰着することができました。(定森秀夫・中井均)