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第1回文化研究ゼミ合同発表会での学生報告

今年度の社会調査実習では滋賀県長浜市の伝統産業である浜縮緬・浜仏壇について受講生たちが調査しています。12月17日(日)に奈良県立大学で開催された「第1回文化研究ゼミ合同発表会」(参加校:早稲田大学・同志社大学・関西大学・奈良県立大学・滋賀県立大学)で、受講生たちがその成果を報告しました。浜縮緬工場や浜仏壇の職人の方々への詳細なインタビューをもとにした報告に対し、他大学の先生方や学生の皆さんから活発な質問・意見が出されました。他大学の研究報告に対する質疑応答も含め、参加した学生たちそれぞれがたいへん刺激を受け、研究を発展させる上での貴重な機会となりました。(武田俊輔・塚本礼仁)


中国からの留学生への聞き取りに挑戦

後期の「中国地域文化論」では、中国からの留学生9名(受講生の15%)が受講しています。今週、その留学生に家族・親族・結婚に関する聞き取りを行いました。結果、「聞き取りの時間が足りない!」「自分たちと共通点が多いことが分かった」「質問の仕方がうまくなりたい」などの感想を得たようです。ちょっとシャイな学生たちも、聞き取りという1回生から訓練してきた方法を使えば、その壁を越えられるようです。今後も、単元ごとに聞き取りを取り入れて行く予定です。(横田祥子)


日本美術史ゼミで学外実習に行ってきました

日本美術史の亀井ゼミで9月21日〜23日に学外実習に行きました。「浄土のような山寺をめぐる旅」として、奈良では十一面観音や地蔵菩薩などの仏像群がある室生寺、京都では巨岩に線刻された磨崖仏がある笠置寺、浄瑠璃寺の九体阿弥陀堂、岩船寺などを巡りました。当尾では雨の中、石仏が点在する道も歩きました。博物館で仏像を見るのとは違い、その土地へ行き、そのお堂に入って、仏像を目の当たりにすることで、仏象が作られ拝まれてきた時間と空間を実際に感じることができました。3日目はミホミュージアムで学芸員の先生にお話を伺いながら、茶道具や伊藤若冲、尾形光琳などの絵を見学。充実の3日間でした。(亀井若菜)