ブログ

考古ゼミの前期学外実習

考古ゼミ(定森・中井ゼミ)の前期学外実習は7月15日~17日の3連休に実施し、鳥取県・島根県の遺跡などの踏査を行いました。1日目は渋滞にあいながらも予定時刻には鳥取に到着し、鳥取城・仁風閣・青谷上寺地遺跡を見学しました。2日目は午前中に伯耆国分寺跡、倉吉の街並み、午後に上淀廃寺・妻木晩田遺跡を見学し、両遺跡では学芸員の方から丁寧な解説をしていただき、理解がより深まりました。3日目は島根県に入り、古代出雲王陵の丘、富田城を見学し帰途についたのですが、途中事故渋滞の情報からバス運転手さんの機転で迂回して渋滞なく帰着することができました。(定森秀夫・中井均)


2回生向け就職セミナーを開催しました

7月18日に2回生を対象とした就職セミナーを開催しました。講師として登壇してくれたのは地域文化学科の卒業生2人です。JA東びわこ勤務の岸本香歩さんは地元の方と直接対応する窓口業務では、地域文化学科で学んだフィールドワークが大変役立っていると話してくれました。また、甲賀市教育委員会で文化財の専門職員となった伊藤航貴君は卒業論文で扱った甲賀市での仕事に充実していると話してくれました。2回生たちも先輩の仕事内容や就活について聞き入っていました。 


福岡・佐賀・長崎での学外実習

文化交流系ゼミでは、7月3~5日にかけて、九州北部へ実習に行きました。まず7世紀の遺跡として、久留米・高良山城列石と発掘整備された水城東門址・大宰府政庁・大野城を見学。さらに13世紀後半の元寇関連で、鷹島にある水中考古学センターにて当時の船や武器について学び、元寇防塁跡も見学しました。

また、唐津では16世紀末朝鮮出兵時に築かれた名護屋城跡で、VRで再現された天守閣や城下町を見ることができました。そして長崎では17世紀創建の崇福寺、唐人屋敷跡、出島跡を歩きました。最後に、九州国立博物館を免震施設やバックヤードを含めて参観しました。古代から現代を通して、九州北部には朝鮮・中国関連の遺跡が集中しているので、交流(戦争も含め)を考える旅としてふさわしいコースだったと思います。各地でていねいな解説をしていただき、新たな知見を多く得ることができました。(田中俊明・横田祥子)