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馬見岡神社のヨシたいまつ

5月1日、ヨシ利用の実態調査のため、近江八幡市馬淵町に鎮座する馬見岡神社の祭礼
を見学しました。この祭礼は、旧馬淵郷のいわゆる郷まつりで、馬見岡神社だけでなく
氏子各町の神社でも、ヨシたいまつがつくられます。西の湖のヨシが用いられるこれら
のたいまつは、菜種ガラをともに材料としており、先日(本ブログ2018年4月11日)の
安土町の沙沙貴神社の大たいまつとは様相を異にします。夜の奉火後、あっという間に
燃え尽きるという点も大きく異なりました。写真は順に、椿神社のすえたいまつ、調査
をしているはずがいつの間にか若連中とともに太鼓を担いでいた4回生のH君、馬見岡
神社のすえたいまつの奉火、です(市川秀之・東幸代)。


長浜曳山祭の調査と学生ボランティア参加

武田ゼミでは社会学の観点から、ユネスコ無形文化遺産に登録された長浜曳山祭の調査を毎年行っています。今年は高砂山(宮町組)にご協力いただきました。子ども歌舞伎の役者たちの成長とそれを支える若衆たちの活躍、そして歌舞伎の舞台となる曳山(山車)の美しさに、学生たちは強い印象を受けていました。また武田ゼミに限らず地域文化学科の学生たちで神輿渡御・還御と夕渡り行事のボランティア、高砂山の裸参り行事の参加や山車の曳行のお手伝いもさせていただきました。関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。(武田俊輔)


西の湖のヨシを用いた大たいまつ

近江八幡市の依頼を受け、西の湖の岸辺に生えるヨシの歴史について調べています。

4月7日には、ヨシ利用の調査のために、沙沙貴神社(近江八幡市安土町常楽寺)の祭礼調査をおこないました。このまつりでは、西の湖のヨシで、直径約2メートル、長さ約6メートルの大たいまつをつくり、町中を曳き、沙沙貴神社に奉納します。夜の闇の中、大たいまつが燃えさかる光景は圧巻でした。今回は、ヨシ刈りなど大たいまつをつくる過程も調査させていただいています(東幸代)。