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地域の避難防災訓練

9月16日(月・祝)の午前中、彦根市内の私が住んでいる小学校区全域を対象とした避難防災訓練がおこなわれ、私も非常用のリュックを背負い、家族と一緒に避難(参加)しました。この訓練は鈴鹿西縁断層帯で発生した地震を想定していましたが、このところ九州北部の豪雨や千葉県の台風といった大きな気象災害が続いたためか、指定避難所の小学校には大勢の地域住民が集まりました。

小学校の運動場には、消火・放水、煙に巻かれた状況での避難、傷病者の搬送・応急手当、簡易トイレの設置、給水車による給水などの体験コーナーが用意され、皆さん真剣に取り組んでいました。また、体育館では、防災士の指導のもと、段ボールでパーティション(間仕切り)やベッドを作る避難所設営訓練がおこなわれました。こちらについては、個人的にも、一度やっておいて本当に良かったと思っています。

このような地域住民による自主防災への関心、さらに言うと少子高齢社会における安心・安全なまちづくりへの関心は、地域文化学科の教育・研究分野でも高まっています。日頃から災害への備えを怠らないことが大事だと改めて感じたのはもちろん、安心・安全な「まち」(地域)に大学や研究者が寄与することについて考えたひと時でした。(塚本礼仁)


環琵琶湖文化論実習1班

環琵琶湖文化論実習1班は「歴史的文脈を踏まえた風景づくり-過去・現在・未来-」と題し、湖東および湖北に点在する地域文化財や地域資源を守り育てている人々の営みを知るべく、現場見学や聞き取り調査を行いました。
特に構成メンバーの中には県外出身者も多く、キャンパス近辺では見られない湖東・湖北の独特な自然景観や街並み風景に魅了されたようです。10月からは、得られた情報をもとに実習報告書としてまとめることになります。
最後に、今回のフィールドワークにご協力いただいた地域の皆様方に心より御礼申し上げます。(萩原 和)

 

写真上:愛荘町におけるフィールドワークの様子
写真下:長浜市のまちづくりに関するレクチャーとその後の聞き取り


環琵琶湖文化論実習第3班

3班は、「近江・滋賀と戦‐戦場・銃後そして平和へ‐」をテーマに、7世紀の壬申の乱、8世紀の恵美押勝の乱、中世の甲賀郡惣、そして、20世紀のアジア・太平洋戦争などに関するフィールドワークを行いました。

その中で、滋賀県男女共同参画センター(G-NETしが)に寄贈された『婦人国防』(大日本国防婦人会京都地方本部機関誌)など地域女性史に関わる貴重な史料を閲覧し、実際の史料に基づく研究の面白さを学びました。さらに、「共に語ろう! 地域と女性の歴史」と題して、滋賀県で地域女性史の研究活動を行っておられるミモザネットのみなさんと対話をしました。学生たちは、グループ・ディスカッションを通して、地域から学ぶことの大切さを実感したようです。

共催していただきましたG-NETしがのみなさま、ミモザネットのみなさまに、心からの感謝を申し上げます(京樂真帆子)。