日本中世史・近世史ゼミ 学外実習
11月27・28日の一泊二日で、岐阜方面に学外実習に行ってきました。
事前学習では、文献史学・歴史地理学・考古学といった様々な学問分野で行われている城郭に関する論文を毎週1本ずつ読みました。お城という同じ対象でも、分野によって研究手法や問題関心に様々な違いがあることを知ってもらえたのではないかと思います。
実習の1日目には、岐阜市歴史博物館・岐阜城・岐阜大仏(正法寺)を見学しました。2日目には、犬山城を見学したのち、各務原市歴史民俗資料館にて古文書を見学させていただき、最後に戦国時代の地侍の館跡である野口館を見学しました。実習を通じて、中世の“土の城”から石垣や天守を伴う近世城郭へという変遷の過程を具体的に学ぶことができました。
見学先各所では、地元の学芸員さんにご案内・ご解説をいただきました。地域に残る文化財の保全・調査研究・魅力発信に情熱を持って取り組んでおられる姿が大変印象的でした。学生にとっても、自身の学びが将来どのような仕事に結びついていくのかを考えるよい機会になったのではないかと思います。
訪問先各所にお世話になりましたみなさまに改めて御礼を申し上げます(高木)。
【写真1】岐阜市博にて展示見学

【写真2】 岐阜城の見学

【写真3】 犬山市文化史料館にて展示見学

【写真4】 各務原市歴史民俗資料館にて古文書見学
