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準優勝、おめでとう!

 本学科3回生の澤康太くんが、6月14日(土)に行われた第25回全国競技かるた大会愛知大会(場所:愛知県津島市錬成館)にて準優勝しました。競技かるたでは、A級4段~E級無段とそれぞれ段位があるようですが、今回の大会では、澤くんはC1級の試合に出場して準優勝し、これにより、B級3段に昇段したとのことです(写真1)。

 澤くんは、高校生の時に映画『ちはやふる』を見たことがきっかけで競技かるたを始め、本学でも競技かるたサークルに所属しています。本人いわく、「試合で負け、なかなか思った通りにできないこともありますが、札を素早くとれた時や、こうして大会で結果を出せたときが1番うれしい瞬間です」。

 今後も、勉学とともに、競技かるたをがんばってください。(石川)

【写真1】準優勝した澤くん


建造物の調査実習

 7月上旬、「地域文化演習Ⅱ」(3回生対象科目)と「地域文化遺産調査・情報論」(大学院生対象科目)において、建造物の調査実習を2日連続で行いました。彦根市内の寺院、八坂山了徳寺・本堂(写真1)が今回の調査対象です。この本堂は、昭和4年(1929)の近代建築ですが、主要部材はすべてケヤキを用い、内・外陣境にある欄間には立派な彫刻が施されています(写真2)。

 調査当日は本堂の平面図(間取り)を作成するために、参加者で分担しながら記録・計測・写真撮影を、両日ともに行いました(写真3・4)。今回、調査できなかった箇所がありましたので、次回調査で残りの作業を終わらせ、調査での記録をもとに、今後、パソコンで作図をする予定です。

 最後に、了徳寺の三浦住職には調査実習にご協力いただき、誠にありがとうございました(写真5)。また、次回調査もよろしくお願いいたします。(石川)

【写真1】八坂山了徳寺・本堂

【写真2】:内・外陣境の欄間

【写真3】実測調査風景1

【写真4】実測調査風景2

【写真5】調査終了後の集合写真


文化財修理工事の現場見学

 6月下旬、「地域文化遺産調査・情報論」(大学院生対象科目)において、比叡山延暦寺・根本中堂の修理工事現場を見学しました(写真1)。今回は、滋賀県文化財保護課の清水一徳さん(本学環境科学部卒業生)にご案内いただき、修理工事中の調査などでわかった知見をご説明いただきました(写真2)。文化財保護行政のやりがいや大変さなどもお話しいただき、参加の院生・学部生はとても貴重な体験をすることができました。

 最後に、比叡山延暦寺様、滋賀県文化財保護課様には本学の大学院講義にご協力いただき、誠にありがとうございました(写真3)。(石川)                                                                       
                                                                                                                                 
                                                                                                                           

【写真1】比叡山延暦寺・根本中堂の修理現場

【写真2】修理工事現場による講義風景

【写真3】見学終了後、清水さんを囲んでの集合写真