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ゲームしながらジェンダー平等を考えよう

2023年11月22日、2、3回生7人が「ジェごろく−ジェンダーにとらわれた“僕”の人生はいかに」という双六で遊ぶイベントを、地域文化共生センターと共催しました。

 

前期の地域文化演習Ⅰ(文化人類学)という授業では、東アジア社会をジェンダー視点で考えることをテーマとし、韓国の書籍『私は男でフェミニストです』(チェ・スンボム)、『支配しない男になる』(沼崎一郎)、『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』(一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同)を読みました。

 

学習の成果としてイベントをすることになり、学生たちがアイデアを出し合ったところ、双六という斬新な企画が採用されました。一般の双六とは違い、明確なゴールはなく、マス目には例えば「小学生の時、好きな色のランドセルを買ってもらえた」「父が保育園に迎えに来たら褒められた」など、これまでジェンダーによって対応や評価が異なり疑問に感じてきたことを入れ、プラス・マイナス何点にするかを話し合いながら進めていきます。最終的に得点が高い人が勝者になります。イベント当日は、男子学生の参加が多く、普段あまり聞けなかった男性の声を聞くことができました。

 

ジェンダー双六「ジェごろく」は、さらにブラッシュアップされ、学校内外で活用される予定です。(横田祥子)

 

写真1・2 イベントの様子

写真3 話し合いの様子


環琵琶湖文化論実習プレゼン大会を行いました!

12月12日は恒例の環琵琶湖文化論実習プレゼン大会でした。環琵琶湖文化輪実習は1回生を対象としたプログラムで、20名×3班に分かれて半年間実習・学修を行い、12月には各班から4名ずつ代表者が選抜されてプレゼンテーションを行います。今年も精鋭12名が発表内容だけでなく発表姿勢やパワーポイントの出来などを競い合いました。

 

環琵琶湖文化論実習は、人間探求学と併せて大学生としての学び方を身につけるプログラムです。レポートの書き方、文献検索の方法、研究者倫理、フィールドワークの方法、口頭発表の方法など、大学生として学ぶための基礎をじっくりと学びます。一年間の学びを通じて、入学当初は右も左もわからなかった1回生の皆さんが、この頃になると見違えるほどたくましく成長してきます。プレゼン大会はその集大成であり、教員としても自班の学生に気をもみつつも、楽しみなひとときです。さて、今年のプレゼン大会、優勝は??

 


3回生向け就職セミナー実施

11月21日は、3回生向け就職セミナーとして、4回生4名に就職活動体験を話してもらいました。

 

この時期の3回生の多くは、すでに就職活動を開始しています。そのため、どうやって就職活動をはじめたかではなく、公務員試験の勉強方法や面接対策といったような実践的な内容を中心としたセミナーになりました。話が終わったあとは3回生から質問も出ました。やはり身近な先輩の直近の体験談は刺激になったようでした。卒業論文と並ぶ、学生たちのもう一つの戦いについての話は、3回生のみならず、教員にとっても非常に興味深いものでした。

 

就職活動体験のなかで、滋賀県立大学のキャリアデザイン室のサポート内容がいかに充実しているかについて熱弁する学生がいました。地域文化学科の就職率はかなり高いのですが、そこにはキャリアデザイン室の先生方のご尽力もあることを改めて実感いたしました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。(櫻井)

 

(1)志望動機を語る学生

 

(2)質問する3回生

 

(3)質問に回答する4回生たち