「ブラタモリ」とフィールドワーク

 2025年9月26日のブログ(リンク)でもご紹介しましたが、今年度、滋賀県立大学・地域文化学科の環琵琶湖文化論実習(以下、環琵)3班の学外実習3日目は近江八幡市でした(写真1、2)。「中世から近世へ:近江地域社会の変容」というテーマで実習を行いましたが、先日、近江八幡市を特集した番組「ブラタモリ」(NHK)を見ていたところ、番組内で取り上げられた話題が3班の実習内容と一致する部分が多いのに驚きました。

 その一つに、豊臣秀次が城下町・八幡をつくるために整備した「背割下水(排水)」があります。環琵3班の学外実習では、「背割下水を実測調査して、その構造を知ろう!」というフィールドワークを実施しました(写真3~8)。
 環琵は1回生を3班に分けますが、毎年、「どんな場所で、どんなフィールドワークを体験してもらうのか」を各班の担当教員は考えています。地域文化学科・教員の専門分野によって、各班で行われるフィールドワークの内容は異なりますが、学生さんにはとても好評です。

 フィールドワークの良さは、みんなでワイワイしながら作業を行うところだと思っています。「ブラタモリ」でも出演者のみなさんが楽しそうに地域の歴史を解き明かしていますが、同じような感覚なのではないでしょうか。
 地域の歴史や文化に関心のあるみなさん、地域文化学科で一緒にフィールドワークしましょう!(石川慎治)

                                                         

【写真1】実習風景(八幡掘)

【写真2】実習風景(新町通り)

【写真3】フィールドワーク風景(調査地1)

【写真4】フィールドワーク風景(調査地2)

【写真5】フィールドワーク風景(調査地3)

【写真6】フィールドワーク風景(調査地4)

【写真7】フィールドワーク風景(調査地5)

【写真8】フィールドワーク風景(調査地6)