湖西・湖北の宿場町
6月中頃に、大学院の授業「環琵琶湖保存修景計画論A」にて、高島市マキノ町海津地区と長浜市木之本町木之本地区の町なみを見学しながら臨地講義を行いました。
どちらも、近世は宿場町として栄えたところですが、港町としても繁栄していた海津地区(写真上)、浄信寺の門前町としての顔も持つ木之本地区(写真下)、と、異なる歴史的背景が景観に表れていることを実感してもらえたのではと思っております(石川慎治)。
6月中頃に、大学院の授業「環琵琶湖保存修景計画論A」にて、高島市マキノ町海津地区と長浜市木之本町木之本地区の町なみを見学しながら臨地講義を行いました。
どちらも、近世は宿場町として栄えたところですが、港町としても繁栄していた海津地区(写真上)、浄信寺の門前町としての顔も持つ木之本地区(写真下)、と、異なる歴史的背景が景観に表れていることを実感してもらえたのではと思っております(石川慎治)。
今年度の社会調査実習の授業では、長浜の伝統産業である浜縮緬・浜仏壇について、それぞれに関わってこられた方々のライフヒストリーをお伺いしつつ、社会学と地理学の両面から調査を行っています。5月31日には学生たちが、長浜市南小足町にある樋口株式会社の縮緬工場において、工場長の川瀬様よりご説明をいただきながら見学を行いました。学生たちとの間で活発な質疑応答が行われ、今後の調査の方向性が具体的に見えてきて、実り多い見学となりました(武田俊輔・塚本礼仁)。
5月31日から6月2日にかけて、地域文化演習(日本地域史)の一環として伊勢・熊野地域におもむきました。熊野市紀和町丸山では、地元の方々にご説明いただきながら丸山千枚田と呼ばれる棚田群を見学しました。後継者不足や獣害などの課題があるなか、新たな肥料の導入などに新規に取り組んでおられるというお話が印象的でした。写真は、丸山千枚田遠景のほか、熊野古道(馬越峠)を歩きはじめる場面と、熊野速玉大社で神職のご説明を受けている場面です(水野章二・東幸代)。