福岡・佐賀・長崎での学外実習
文化交流系ゼミでは、7月3~5日にかけて、九州北部へ実習に行きました。まず7世紀の遺跡として、久留米・高良山城列石と発掘整備された水城東門址・大宰府政庁・大野城を見学。さらに13世紀後半の元寇関連で、鷹島にある水中考古学センターにて当時の船や武器について学び、元寇防塁跡も見学しました。
また、唐津では16世紀末朝鮮出兵時に築かれた名護屋城跡で、VRで再現された天守閣や城下町を見ることができました。そして長崎では17世紀創建の崇福寺、唐人屋敷跡、出島跡を歩きました。最後に、九州国立博物館を免震施設やバックヤードを含めて参観しました。古代から現代を通して、九州北部には朝鮮・中国関連の遺跡が集中しているので、交流(戦争も含め)を考える旅としてふさわしいコースだったと思います。各地でていねいな解説をしていただき、新たな知見を多く得ることができました。(田中俊明・横田祥子)