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環琵琶湖文化論実習3班の実習報告

環琵琶湖文化論実習3班(1回生授業)では、朝鮮半島と滋賀の交流というテーマで、古代と近現代における文化・技術の伝播と人の移動について学んでいます。

8月9日は瀬田の唐橋に始まり、大津市歴史博物館、滋賀朝鮮初級学校を訪問しました。10日は坂本に始まり、近江大津の宮に関する遺跡を巡りました。最終日23日は、長浜市の土倉鉱山跡、天日槍塚、米原市の平和の光像、最後は東近江市の近江商人博物館を見学しました。

参加学生にとりまして、時代が大きく異なる事象を学ぶことを通して、総合的に歴史を見直し、今後の社会を展望する良い機会となったことを願っています。また、実習をご支援くださった関係機関の皆様には、深く感謝申し上げます。(横田祥子)

写真1 坂本にて穴太積みを観察

写真2 百穴古墳群を見学

写真3 土倉鉱山跡での集合写真


オープンキャンパス2022開催

7月23日、24日は、オープンキャンパスでした。地域文化学科では、1日4回のツアーを用意しました。ツアーは1回60分で、内容は、学科紹介、入試説明、ミニ講義、実習室の紹介といったものでした。ミニ講義では、各教員の専門分野の特色が分かる話を、15分ほどの時間で披露しました。実習室の紹介では、いつも使用している部屋を紹介するだけでなく、各教員がパネルを用いて、自分の研究や専門を簡単に紹介するといったことも行なわれました。

 

以上のツアーに加えて、今年から新たに個別相談会も実施することとしました。個別相談会では、地域文化学科の4つの系、すなわち、歴史系、地域遺産系、交流系、現代社会系から教員と学生を1人ずつ選出し、4つの教室に分けて配置しました。参加者の方は、興味のある分野がある場合は、その分野の教員や学生に、直接、大学での学びについて質問することができたかと思います。そうした分野が決まっていない場合でも、大学での生活などについて、深く知ることができたのではないでしょうか。この個別相談会は、現時点では、まだ分かりませんが、できれば来年度も開催したいと考えております。

 

地域文化学科のオープンキャンパスに参加された方は、延べ人数で173人でした。多くの方にお越しいただきましたこと、感謝いたします。(櫻井)

写真1:学科紹介

写真2:ミニ講義

写真3:個別相談会


環琵琶湖文化論実習2班の記録

1回生を対象とする本実習2班は、「信仰と水陸交通からみる湖東・湖南の地域文化」をテーマとしてコースを組みました。

 

8月9日には、草津宿本陣や旧和中散本舗といった陸上交通に関係する施設や、江戸時代に琵琶湖の舟奉行をつとめた芦浦観音寺を見学しました。【写真1】は、旧和中散本舗でご当主のお話を聞きながら野帳にメモをとる学生たちの様子です。

 

同月10日は、ヨシ葺きの屋根が美しい瓦屋禅寺や阿賀神社(太郎坊宮)など聖徳太子伝承が伝わる寺社を踏査しました。また、近江商人に関係する施設として、伊藤忠兵衛記念館と旧豊郷小学校校舎群を見学。【写真2】は、旧豊郷小学校の開放感あふれる講堂での全員着席写真です。

 

同月23日は、天台宗の名刹百済寺をじっくりと拝観しました。また、今回の実習の目玉として、百済寺から発見された古文書の整理に従事させていただきました。【写真3】は、東近江市の学芸員さんの指導を受けながら、古文書のホコリを刷毛や筆で慎重に落としている場面です。

 

3日間とも、各訪問先で大変丁寧な説明をいただき、教員にとっても勉強になりました。お世話になりました関係各位に、改めまして御礼申し上げます。事前学習をして臨んだ学生たちにとっても、現地を訪れることで、いろいろな発見があったことと思います。秋からのさらなる有意義な学びにつながることを期待したいものです。

(東 幸代・石川慎治)

 

【写真1】

【写真2】

【写真3】