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文化財修理工事の現場見学

 6月下旬、「地域文化遺産調査・情報論」(大学院生対象科目)において、比叡山延暦寺・根本中堂の修理工事現場を見学しました(写真1)。今回は、滋賀県文化財保護課の清水一徳さん(本学環境科学部卒業生)にご案内いただき、修理工事中の調査などでわかった知見をご説明いただきました(写真2)。文化財保護行政のやりがいや大変さなどもお話しいただき、参加の院生・学部生はとても貴重な体験をすることができました。

 最後に、比叡山延暦寺様、滋賀県文化財保護課様には本学の大学院講義にご協力いただき、誠にありがとうございました(写真3)。(石川)                                                                       
                                                                                                                                 
                                                                                                                           

【写真1】比叡山延暦寺・根本中堂の修理現場

【写真2】修理工事現場による講義風景

【写真3】見学終了後、清水さんを囲んでの集合写真


ひこね考古学ミーティング2025が開催されました

 6月22日、滋賀県立大学と彦根市が共同で企画する「ひこね考古学ミーティング2025」が開催されました。ひこね考古学ミーティングは、大学と地域が一体となって彦根市内のさまざまな文化財を学び合い、それらを次世代へ守り伝えていくためのイベントです。第3回となる今回は、毎年、地域文化学科 佐藤・金研究室(考古学)で調査している荒神山古墳群A-1号墳の発掘成果報告や、近江楽座「おとくらプロジェクト」が取り組んでいる古民家活用の活動報告に加えて、地元の彦根東高校GS部地学班の高校生からは藍鉄鉱(らんてっこう)という鉱物の生成条件に関する本格的な研究発表もありました。私も、福満遺跡で出土した「子持勾玉」という少し変わった古墳時代の出土品についてお話をさせていただきました。

 高校生や大学生の取り組みを紹介しつつ、一般市民の方々と意見を交換しながら文化財への学びを深める、たいへん有意義な催しとなりました。(金宇大)

【写真1】学生による発掘成果発表

【写真2】展示会場の様子

【写真3】展示中の福満遺跡出土子持勾玉と実測図


県立大学が開学30周年を迎えました

 6月7日に、県立大学開学30周年記念のイベントが行われました。
 午前中の平田オリザ氏の記念講演や式典に続き、午後からは各学部で湖風会(同窓会)主催の事業が開催されました。
 人間文化学部では、人文マルシェと称し、卒業生のみなさんに様々な店舗を出していただき、多くの卒業生が参加してくれました。懐かしい顔が揃い、30年の歴史を感じることができた一日でした。(市川秀之)

【写真1】人文マルシェ

【写真2】卒業生+懐かしの先生+現役教員によるトークイベント