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社会調査実習で浜縮緬工場を見学しました。

今年度の社会調査実習の授業では、長浜の伝統産業である浜縮緬・浜仏壇について、それぞれに関わってこられた方々のライフヒストリーをお伺いしつつ、社会学と地理学の両面から調査を行っています。5月31日には学生たちが、長浜市南小足町にある樋口株式会社の縮緬工場において、工場長の川瀬様よりご説明をいただきながら見学を行いました。学生たちとの間で活発な質疑応答が行われ、今後の調査の方向性が具体的に見えてきて、実り多い見学となりました(武田俊輔・塚本礼仁)。


前期学外実習(日本地域史)

5月31日から6月2日にかけて、地域文化演習(日本地域史)の一環として伊勢・熊野地域におもむきました。熊野市紀和町丸山では、地元の方々にご説明いただきながら丸山千枚田と呼ばれる棚田群を見学しました。後継者不足や獣害などの課題があるなか、新たな肥料の導入などに新規に取り組んでおられるというお話が印象的でした。写真は、丸山千枚田遠景のほか、熊野古道(馬越峠)を歩きはじめる場面と、熊野速玉大社で神職のご説明を受けている場面です(水野章二・東幸代)。


鮓(すし)切り祭りの見学

5月5日、学生たちとともに、下新川神社(守山市幸津川)の鮓切り祭り(国選択無形民俗文化財)を見学しました。若者2人が真魚箸と包丁を巧みに用い、鮒鮓に一切触れることなく動作を揃えて鮓切りをおこなう神事で、「奇祭」とも言われます。当日、氏子の方が準備の段取りなどについてご説明くださり、より理解が深まりました。見学中、学生たちがフィールドノートに懸命にメモを取っている姿が目に入り、嬉しく思いました。それにしても、近江(滋賀県)は興味深い祭礼が多いところです。(市川秀之・東幸代)