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美術史実習で京都国立博物館へ

学科の選択必修科目に、「美術史実習」があります。美術史を研究する上では、実際にオリジナルの作品(実物)を見て、絵の具の質感や絵の大きさなどを直接感じ取ることがとても大切です。この「美術史実習」の授業では、美術館に履修者皆で見学に行き、各自一つの作品を選んでその表現について報告することを行います。

4月には彦根城博物館に「彦根屏風」を見に、5月には京都国立博物館に「池大雅」展を見に行きました。6月30日には京都国立博物館に行き、長澤蘆雪の「人物鳥獣図巻」や狩野元信の「釈迦堂縁起絵巻」を見ました。「釈迦堂縁起絵巻」では、場面が展開するにつれお釈迦さんが次々に姿を進化させていく表現に目を見張りました。皆で見ると自分には見えていなかったものに気づくことができ、それが次の発見を呼び、とても楽しく面白くそして深く見ることができます。見学後の授業での報告会では、絵の表現についてさらに掘り下げて考えました。(亀井若菜)


弟国宮・長岡京フィールドワーク

中井ゼミ・武田ゼミ・京樂ゼミの合同で、長岡京市にフィールドワークに行ってきました。
テーマは、「弟国宮遷都1500年と長岡京」。NPO法人長岡京市ふるさとガイドの会のみなさんにご案内いただきました。
4つの班に分かれてのフィールドワーク。最高気温が32度を越える猛暑の中、みんな、がんばって歩きました。
近江ゆかりの継体天皇および弟国宮の時代に関わる古墳や、長岡京の政治の中枢部である朝堂院・大極殿にいたるまで、非常に有意義で充実したフィールドワークが実施できました。
御協力下さいました、長岡京市ふるさとガイドの会のみなさま、向日市文化資料館ボランティアの会のみなさま、長岡京市埋蔵文化財センターのみなさま、長岡京市教育委員会のみなさまに感謝申し上げます。(京樂真帆子)


多賀町の民俗調査

6月3日に多賀町八重練に民俗学のゼミ、プレゼミで民俗調査に出かけました。多賀町の民俗調査は毎年4箇所づつ実施しており今年でもう4年目になります。午前中、地元の区長さんに地区内を案内していただきました。写真は墓地で中世にさかのぼる石造物も見つけました。また午後からは公民館で聞き取り調査をおこないました。2回生ははじめての聞き取り調査で、最初は緊張していましたが、地元の人々の親切な説明でどうにか調査を終えることができました(市川秀之)。