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学位授与式が行われました

3月21日に学位授与式が行われました。地域文化学科4回生56名が卒業しました。

この学年は、2回生・前期にコロナの流行が始まり、4回生までの3年間、感染に気を遣い制限があるなかで学生生活を送ることとなりましたが、それぞれ工夫してできる限り大学生活を充実させようと努力する姿が見られました。そして卒業の日を迎えました。ご卒業おめでとうございます!滋賀県立大学を卒業したことに誇りをもって、自分の道に邁進してください。(亀井若菜)

 


荒神山古墳現地説明会のご案内

滋賀県立大学地域文化学科では、彦根市文化財課と協力して彦根市の荒神山にある古墳群の発掘調査に取り組んでいます。現在、荒神山A支群1号墳という、1400年ほど前の巨大な横穴式石室をもつ古墳を発掘しています。

 

その発掘調査の成果を直接見ていただける現地説明会を、4月15日(土)に開催いたします。説明会は午前の部(10時~)と午後の部(13時~)を予定しています。集合場所は荒神山神社遥拝殿です。そこから古墳までご案内いたします。なお、当日は山道を歩きますので、歩きやすい服や靴でお越しください。詳細はチラシをご参照ください。(金)

 

荒神山現地説明会チラシ(pdf)

※小・中・高校生向け調査現場見学会は終了しています。

 


ヨシ(葭)焼き-近江の早春の風物詩-

3月中旬、近江八幡の西の湖周辺のいくつかの集落で、ヨシ(葭)焼きがおこなわれました。

冬場にヨシを刈り取ったのち、毎年この時期にヨシの新芽が芽生えます。それに合わせて、

一斉にヨシ地焼きをします。他の雑草の種子を焼いたりすることで、ヨシの生育を促すのです。

今年は学生らとともに円山地区でヨシ刈りをさせていただいたので、自分たちが刈った場所の

様子を見たいと思い、見学に向かいました。

 

数日前から天気がよかったので、よく燃えること燃えること。刈り取った部分はじわじわと

炎が移動し、一方、水辺の刈り残したヨシは火柱状に。

 

視界を遮っていたものがなくなり、広い焼け野原が出現しました。このあと、焼けた芽の脇

からまた新しい新芽が出て、一雨ごとにヨシ地が黒から茶色、さらに新緑へと変わっていくそ

うです。

 

毎月の古文書調査の際に、ヨシの生育状況を確認するのが楽しみになりました。(東 幸代)

 

【写真1】炎がじわじわと焼き尽くす 

 

【写真2】刈り残し部分は火柱状に 

 

【写真3】われわれがヨシ刈りをおこなった場所