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学外実習in越前・加賀・能登

6月27日~29日の2泊3日、京樂ゼミ・武田ゼミは合同で学外実習へ行きました。梅雨にもかかわらず、好天に恵まれた行程でした。

紫式部ゆかりの武生では、国府の位置を確認しました。平泉寺・吉崎御坊では、中世の宗教都市の構造を目の当たりにし、遺構の保存と活用についても学びました。吉崎御坊では、滋賀県とも関わりの深い「御影道中」についての展示も拝見しました。

金沢は各自でフィールドワークに行きました。都市壁マニアの教員は、金沢城総構えの半分(約4.5キロメートル)を歩き抜き、その大きさを実感しました。発掘で確認された升形部分について、用地確保は為されていますので、是非復元するなどして学びの場となってほしいと考えます。 (京樂真帆子・武田俊輔)


湖西・湖北の宿場町

6月中頃に、大学院の授業「環琵琶湖保存修景計画論A」にて、高島市マキノ町海津地区と長浜市木之本町木之本地区の町なみを見学しながら臨地講義を行いました。

どちらも、近世は宿場町として栄えたところですが、港町としても繁栄していた海津地区(写真上)、浄信寺の門前町としての顔も持つ木之本地区(写真下)、と、異なる歴史的背景が景観に表れていることを実感してもらえたのではと思っております(石川慎治)。


社会調査実習で浜縮緬工場を見学しました。

今年度の社会調査実習の授業では、長浜の伝統産業である浜縮緬・浜仏壇について、それぞれに関わってこられた方々のライフヒストリーをお伺いしつつ、社会学と地理学の両面から調査を行っています。5月31日には学生たちが、長浜市南小足町にある樋口株式会社の縮緬工場において、工場長の川瀬様よりご説明をいただきながら見学を行いました。学生たちとの間で活発な質疑応答が行われ、今後の調査の方向性が具体的に見えてきて、実り多い見学となりました(武田俊輔・塚本礼仁)。