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環琵琶湖文化論実習3班

環琵琶湖文化論実習の3班は、1日目に伊庭集落を訪ね、地元でまちづくりを進められている方から集落
内を案内していただき、集落と水との関わりや歴史について説明を受けました。
2日目は安土城跡や近江八幡を訪れ、夜はバーベキューとキャンプファイヤーで親交を深めることもできました。
3日目は高島市を訪れ、地域文化学科の卒業生が担当する発掘調査地で直接説明を受けることもできました。
(写真上)伊庭で絵系図の説明を熱心にメモしています。
(写真下)卒業生が担当する発掘調査地で説明を聞いています。

環琵琶湖文化論実習「甲賀地域の魅力」

本学科1回生の必修授業である環琵琶湖文化論実習ですが、2班は、「甲賀地域の魅力 ―信仰と生業から地域文化を学ぶ―」というテーマで甲賀市内をフィールドに、2泊3日の現地実習(8/7-8/9)を行いました。

基本的には、1回生が事前に調べたテーマに関する場所を巡るのですが、現地では、メモを取ったり、写真を撮ったりして新たな情報を集めました。また、実習2日目には、甲賀市教育委員会ご協力のもと、古文書整理(午前)・民具実測(午後)を行いました。参加した1回生は、最初、戸惑っているようにも見えましたが、すぐに作業に没頭し、熱心に取り組んでいる姿が印象的でした。なお、午前・午後とも、甲賀市教育委員会に勤務する本学科卒業生に講師をお願いしましたが、「先輩」の熱心な指導に触れることができたのも1回生にとっては良い体験となりました。このあとは、各自現地実習での成果を整理し、10月からの授業で報告書作りを行う予定です。

最後に、今回の現地実習にあたり、甲賀市教育委員会様、各訪問先のみなさまにはいろいろとお世話になりました。どうもありがとうございました(東幸代・石川慎治)。


ウィーン大学での在外研修報告

4月末よりウィーン大学東アジア研究科日本学科(写真上・中)で、客員研究員として在外研修中です。同学科は1960年代に熊本県阿蘇郡の農村調査を行っており、現在も毎年夏、阿蘇でのフィールドワークを実施しています。今回の研修の目的は、こうした海外の日本研究の問題関心や成果を学びつつ、自身の研究を海外で発信することです。この間、ウィーン大学での研究会やカナダ・トロントでの国際学会、そしてアデレードの南オーストラリア大学でのワークショップ(写真下)で研究報告を行いました。

ウィーンでは自身の研究を進めると共に、阿蘇でのフィールドワークのサポートや日本で調査を行う院生・学生へのアドバイスもしています。彼(女)らの日本語能力の高さ、研究熱心さにはいつも驚かされます。ここでの刺激的な日々の成果を持ち帰って、研究・教育に役立てたいと思います(武田俊輔)。