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大阪府(南河内)での学外実習

日本地域史のゼミでは、5月30日~31日に大阪府南河内地域で学外実習を実施しました。1日目は聖徳太子の廟所である叡福寺や、南北朝時代には重要な政治の舞台となり、多くの文化財や文書などを伝える観心寺・金剛寺を見学。観心寺・金剛寺では住職のお話をうかがいましたが、とりわけ金剛寺では非常に手厚い対応をしていただき、貴重な体験ができました。

2日目は楠木正成の本拠地に建つ千早赤阪村郷土資料館を訪ね、下赤阪城跡や棚田百選に選ばれた棚田を見学してから、千早城跡に登りました。これらの城も、南北朝時代の著名な戦跡です。午後からは、富田林寺内町を地元ボランティアの方たちの案内で踏査し、国の重要文化財に指定されている杉山家住宅などを見学しました。雨天ではありましたが、多くの方々の協力により、充実した実習になりました。(水野章二・東幸代)


大阪府八尾市のベトナムコミュニティ訪問

大阪府八尾市には、ベトナムからの移住者が数多く住んでいます。519日、ベトナムにルーツを持つ子どもたちのためのベトナム語教室を見学しました。子どもたちは、初めは保護者の希望でベトナム語を学び始めるようですが、次第に修得することが自信につながるそうです。また、ベトナム系のお寺福光寺にもお邪魔し、ニューカマーが日本へ定着していく上で、お寺がひとつの窓口になっていることなどを伺いました。(横田祥子・市川秀之)


馬見岡神社のヨシたいまつ

5月1日、ヨシ利用の実態調査のため、近江八幡市馬淵町に鎮座する馬見岡神社の祭礼
を見学しました。この祭礼は、旧馬淵郷のいわゆる郷まつりで、馬見岡神社だけでなく
氏子各町の神社でも、ヨシたいまつがつくられます。西の湖のヨシが用いられるこれら
のたいまつは、菜種ガラをともに材料としており、先日(本ブログ2018年4月11日)の
安土町の沙沙貴神社の大たいまつとは様相を異にします。夜の奉火後、あっという間に
燃え尽きるという点も大きく異なりました。写真は順に、椿神社のすえたいまつ、調査
をしているはずがいつの間にか若連中とともに太鼓を担いでいた4回生のH君、馬見岡
神社のすえたいまつの奉火、です(市川秀之・東幸代)。