富山県立山・砺波での学外実習
日本地域史のゼミでは、5月29日~31日に富山県の立山・砺波で学外実習を実施しました。1日目は岩峅雄山神社前立社壇・立山博物館・芦峅雄山神社などを見学。岩峅・芦峅は、山頂の雄山神社とともに、日本三霊山の一つとされた立山信仰の拠点で、信仰に生きた集落の面影を色濃く伝えています。博物館学芸員の方と、布橋などの地域に残る信仰の跡をたどりました。2日目は室堂に上りましたが、大谷の積雪はまだ11メートルあり、雪の上を歩いて、立山地獄として古くから知られた地獄谷の光景を体感しました。3日目は砺波散村を展望した後、高瀬遺跡・井波瑞泉寺・城端善徳寺と、砺波地域の文化財・建造物を見学。一向一揆の中核となった真宗寺院の歴史などを直に学ぶことができました。立山博物館・南砺市埋蔵文化財センターなど、多くの方々のご協力により、充実した実習になりました。(水野章二・東幸代)