ゲームしながらジェンダー平等を考えよう
2023年11月22日、2、3回生7人が「ジェごろく−ジェンダーにとらわれた“僕”の人生はいかに」という双六で遊ぶイベントを、地域文化共生センターと共催しました。
前期の地域文化演習Ⅰ(文化人類学)という授業では、東アジア社会をジェンダー視点で考えることをテーマとし、韓国の書籍『私は男でフェミニストです』(チェ・スンボム)、『支配しない男になる』(沼崎一郎)、『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』(一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同)を読みました。
学習の成果としてイベントをすることになり、学生たちがアイデアを出し合ったところ、双六という斬新な企画が採用されました。一般の双六とは違い、明確なゴールはなく、マス目には例えば「小学生の時、好きな色のランドセルを買ってもらえた」「父が保育園に迎えに来たら褒められた」など、これまでジェンダーによって対応や評価が異なり疑問に感じてきたことを入れ、プラス・マイナス何点にするかを話し合いながら進めていきます。最終的に得点が高い人が勝者になります。イベント当日は、男子学生の参加が多く、普段あまり聞けなかった男性の声を聞くことができました。
ジェンダー双六「ジェごろく」は、さらにブラッシュアップされ、学校内外で活用される予定です。(横田祥子)
写真1・2 イベントの様子
写真3 話し合いの様子