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山梨県での学外実習

日本地域史のゼミでは、11月13日~15日に山梨県で学外実習を実施しました。1日目はまず山梨県立博物館を訪問して、学芸員の方に甲斐国の歴史を詳しく解説していただきました。その後、武田氏の家宝楯無鎧と伝承される国宝の大鎧を伝えた菅田天神社を見学。2日目は信長の焼き討ちにより、多くの犠牲者を出したことで知られる武田氏の菩提寺恵林寺を見学。それからマンズワインの勝沼ワイナリーを訪問して、工場見学をしました。関西ではあまり見ることのできない一面のブドウ畑の景色も印象的でした。午後からは、下小田原上条伝統的建造物群保存地区を、甲州市教育委員会の文化財課長さんや学芸員の方と一緒に歩きました。関西では稀な水田のほとんどない畠作村落で、かつては養蚕業で栄えた地域です。あらためて日本社会の多様性を学ぶことができました。3日目は日蓮宗の身延山久遠寺を参拝。菩提梯とよばれる長く急な石段はなかなかハードでした。3日間とも好天に恵まれ、また上条地区の皆さんをはじめ、多くの方々のご協力をえて、充実した楽しい実習になりました。(水野章二・東幸代)


「ひこねの城まつりパレード」の調査を行いました

井伊家の家臣に扮した行列調査を行う学生たち

今年度の地域社会調査実習では、彦根市・長浜市における商店街のまちづくりイベントについて、受講生がスタッフとして運営に参加しつつ、調査を行っています。11月3日(日)は「ひこねの城まつりパレード」の調査でした。大名行列やさまざまな時代風俗に身を包んだ総勢1,000名が、彦根城や市内の商店街などを練り歩きました。

これまで、行政や商店街連盟、地域住民がどのように協力しつつイベントを行っているのか、来場者にどのように商店街の中を回遊してもらおうとしているのか調査してきました。今回パレードを観察し、実際に来場者が訪れるのは商店街のどの範囲か、来場者がどこから彦根や長浜を訪れているのかが明らかになってきました。今後、学生たちはさらに関係者へのインタビューを重ね、調査を進めていきます!(塚本礼仁・武田俊輔)


山村集落での民家調査

先日、ゼミ生3人とともに、民家の実測調査のため、滋賀県多賀町にある山村集落を訪れました。

この集落では、山村集落にある民家の間取りの変化を探るため、昨年度から継続的に調査を行っています。調査当日は、分担しながら民家の間取りを計測・記録、写真撮影を行いました。昼食時には、地元の方がやさしく声をかけてくださり、リラックスした雰囲気の中で調査を行うことができました。

最後に、所有者様、多賀町教育委員会様には調査にご協力いただき、誠にありがとうございました(石川慎治)。