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2020年度卒論キックオフ大会開催さる

キックオフ大会1
キックオフ大会2
1月26日(火)、3回生による卒論キックオフ大会が開催されました。これは、卒業論文執筆に向けての決意を表明し、各テーマの研究状況をまとめ、そこから課題を抽出するものです。
教員や先輩の前での発表は短時間とはいえ緊張するようですが、みなが成長した姿を見せてくれました。次年度の卒業論文にも期待出来ますね。頑張って下さい。今年は、対面とリモートとを組み合わせるハイブリッドでの実施となりました。担当教員はその準備に追われましたが、問題なく会場とつなぐことが出来てほっとしました。 (京樂)

 


環琵琶湖文化論実習3班

安土城考古学博物館の見学

伊吹山文化資料館での縄編み近江上布伝統産業会館での機織り体験今年はコロナの影響で1回生の必修科目である「環琵琶湖文化論実習」の実習を11月15日と11月21・22日の2回に分けて行いました。

3班は「滋賀県のミュージアムを訪れる」というテーマで、安土城考古博物館、桑実寺、ヤンマーミュージアム、伊吹山文化資料館、近江上布伝統産業会館、ボーダーレス・アートミュージアムNO-MA、西堀榮三郎記念探検の殿堂を訪れました。各館で学芸員や館員の方に、館の設立の趣旨や展示・運営をめぐる熱のこもったお話を伺うことができました。ミュージアムについてだけでなく、仕事にいかに向き合い課題に取り組んでいくかという姿勢についても教えていただき、学生たちには大きな刺激になったことと思います。お話してくださった皆様、ありがとうございました。

この後は実習の報告書を仕上げることが課題となります。1回生、引き続きがんばってください。(亀井若菜)

写真1 安土城考古博物館にて

写真2 伊吹山文化資料館にて縄編みを指導いただく

写真3 近江上布伝統産業会館にて機織り


人間文化セミナーを開催しました

2011人間文化セミナー

去る11月25日に人間文化セミナーを開催しました。(例年は学外の方もご参加いただけますが、本年はコロナウィルス対策の関係で学内限定となりました。)

 

今年は夫馬進先生(京都大学名誉教授)をお招きし、「中国、朝鮮に伝えられた江戸期日本の新医学情報」と題してご講演いただきました。

朝鮮から清に派遣された燕行使朴趾源が教えられた、日本で出版された『小児経験方』、および西洋の『収露方』が一体何なのかについて、江戸期日本の医学の状況、および東アジア各国の学術の状況と交流を踏まえてのご推測をお話しいただきました。

 

『朝鮮燕行使と朝鮮通信使』(名古屋大学出版会、2015年)で示された東アジア3国(朝鮮、日本、中国)の学術の状況を、新たに医学の状況から探るご講演内容は大変刺激的でした。

はじめて医学史に関する話を聞く学生がほとんどでしたが、コロナウィルスの流行の中、医学史に関わる内容は興味深く受け止められたようです。

(木村 可奈子)