人間文化セミナー「現代韓国社会とジェンダー―韓国フェミニズム恋愛小説『僕の狂ったフェミ彼女』を読む」開催
7月21日に人間文化セミナー「現代韓国社会とジェンダー―韓国フェミニズム恋愛小説『僕の狂ったフェミ彼女』を読む」を開催しました。
近年韓国フェミニズム文学が注目を浴びていますが、今年3月に日本語訳が出版された『僕の狂ったフェミ彼女』(イースト・プレス)はSNSを中心に大きな反響を呼んでいます。
今回著者のミン・ジヒョンさんをお招きし、翻訳者の加藤慧さんとはオンラインでおつなぎし、本書の内容や韓国におけるジェンダーをめぐる問題についてお話を伺いました。またセミナー後には、著者のミンさんのサイン会が大学生協主催で行われました。
今回はコロナ感染防止の制限のため学生・教職員が対象でしたが、参加者は160名程度となりました。半数近くは事前に小説を読んで参加してくれましたが、この小説で初めてフェミニズムというものを知ったという学生も多く、小説や今回のセミナーを通し自分自身のジェンダー観を見なおす機会となったようです。
本学科にはジェンダーを研究されている先生が複数いらっしゃるので、学生にはぜひ今回の気づきを学問的にも深めていってもらいたいと思います。
わたし自身はジェンダーを専門としていないためセミナー準備は大変でしたが、非常によい勉強になりました。(木村)